コリアニュース №1000(2024.6.18)
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プーチン大統領、「ロシアと朝鮮、年代を継いで続く親善と協力の伝統」と題する文章を「労働新聞」に寄稿

朝鮮民主主義人民共和国の「労働新聞」は18日付1面に、同日訪朝するロシアのプーチン大統領の寄稿文を掲載した。

その要旨は次の通り。

平等と相互尊重、信頼の原則に基づくロシアと朝鮮の友好と善隣の関係は70年を超え、栄光ある歴史的伝統として刻まれている。

朝鮮の現指導者である金正恩朝鮮労働党総書記は、先代の領袖である特出した国家政治家、ロシア人民の友人である金日成主席と金正日総書記がもたらした路線を確信をもって堅持している。

以前のように、ロシアと朝鮮は今日、多方面にわたるパートナーシップを積極的に発展させている。

われわれは、朝鮮がウクライナで行われているロシアの特殊軍事作戦を揺るぎなく支持し、主要国際問題でわれわれと連帯を表し、国連の舞台で共同路線と立場を守っていることについて高く評価する。

平壌は、昨日も今日もわれわれの頼もしい同志、支持者であって、正義と自主権に対する相互尊重、互いの利益への考慮に基づく多極化の世界秩序樹立を阻害しようとする「西側集団」の欲求に断固反対する用意がある。

われわれは、朝鮮の友人が数十年間続く米国の経済的圧力と挑発、恐喝と軍事的威嚇をものともせず、非常に効果的にみずからの利益を固守していることを嬉しく思う。

朝鮮人民は、国家の防衛力と科学技術、工業の威力を強化する事業で巨大な成果を収めており、立派な前進を遂げている。

これと共に、金正恩総書記を首班とする国家指導部は、あらゆる意見の相違を平和的に解決する意向を何度も発表した。

しかし、ワシントンは以前に遂げられた合意の履行を拒否し、より厳しく、絶対に受け入れられない新たな要求を提起し続けている。

ロシアは、昨日も明日も狡猾で危険であり、侵略的な敵との対決で、自主と独創性、発展の道を自ら選択する権利を守る闘いで朝鮮と朝鮮人民を支持し、今後も変わることなく支持するだろう。

また、われわれは国際関係をさらに民主的で安定的な関係にするため密接に協力する用意がある。

そのためにわれわれは、西側の統制を受けない貿易・相互決裁体系を発展させ、一方的な非合法的制限措置に共同で反対するだろう。

それと共に、ユーラシアにおいて平等で不可分の安全構造を建設していくだろう。

われわれはもちろん、両国間の人道的な協力も発展させていくだろう。

われわれは、ロシアと朝鮮の高等教育機関間の科学的な活動を活性化することを計画している。

また、観光旅行、文化・教育、青年、スポーツの相互交流もさらに発展させようと思う。

国家と人民間の交際をより「人間的なもの」にし、信頼と相互理解を強化する全ての分野を、である。

われわれは、共同の努力によって二国間の協力をより高い水準に引き上げし、これがロシアと朝鮮の互恵的で同等な協力を発展させ、われわれの自主権を強化し、経済貿易関係を深化させ、人道主義分野での連携を発展させ、結果的には両国公民の福利を増進させるのに寄与するものと確信する。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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