朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長は7日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
最近、韓国の軍事ごろつき共が、朝鮮南方の国境一帯の地上と海上で一斉に実弾射撃訓練を行った。
6月26日、朝鮮西海の最大ホットスポット水域で一時中断されていた海上射撃訓練を再開したのに続いて、2日からは、南方の国境沿線の東部と西部の全前線にわたって砲撃訓練を同時多発的に開始した。
破廉恥な敵はこれにとどまらず、今後われわれの国境地域で砲射撃と機動部隊訓練を定例的に実施し、特に、大規模合同野外機動訓練と陸・海軍合同射撃訓練など、各種の軍事演習を大々的に行うと公表した。
断言しておくが、わが国家の門前で露骨に繰り広げられる敵の戦争演習は、何をもっても弁明できない明白な情勢激化の挑発的行動である。
すでに、朝鮮半島とその周辺には、米国と敵対勢力の様々な戦争演習騒動と各種の先端武装装備の相次ぐ投入によって、「戦争エネルギー」が過剰蓄積され、爆発直前に至っている。
以前、わが国家の周辺水域で強行された米・日・韓の初の多領域合同軍事演習「フリーダム・エッジ」は、反朝鮮対決狂乱の極みであり、地域に対する軍事的支配を狙った米国と敵対勢力の蠢動が危険なレベルを超えていることを如実に示した。
このように一触即発の危機が徘徊する状況で、朝鮮との国境により一層近く迫りながら強行される韓国軍の無分別な実弾射撃訓練がいかなる危険性を内包しているかは、誰にも明白である。
ややもすれば途方もない災難に見舞われることを覚悟しながら、国境一帯で戦争演習騒動をあえて強行する自殺的な客気をどう見るべきなのか。
世界は現在、尹錫悦に対する弾劾訴追案発議を求める国民請願者数が100万人を突破した事実に注目すべきである。
最悪の執権危機に追い込まれた尹錫悦とその一味は、情勢激化の空間で「非常脱出」を試みている。
戦争狂に対する内外の糾弾、排撃にもかかわらず、地域で絶え間ない安保不安をつくりながら戦争の雰囲気を鼓吹し、しまいには危険極まりない国境一帯での実弾射撃訓練をもためらわず行うのは、まさにこのためである。
北と南の関係の以前の時期でも、今日のような安保環境を見出だすことは難しい。
国民が選出した大統領なる者が大韓民国の運命を「まな板の上の魚」にしたという事実を今や、誰もが認めざるを得ないであろう。
ヒステリックな戦争演習の客気の終末が何なのかという判断は、自らしなければならない。
戦争狂どもが朝鮮民主主義人民共和国の主権を侵害したり、宣戦布告となる行動を強行したとわれわれの基準に従って判断される場合、朝鮮憲法がわが武装力に付与した使命と任務は、直ちに遂行されるであろう。
(了)
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