コリアニュース №1016(2024.10.3) |
|
「米国の無分別な軍事的虚勢と情勢激化策動は必ず自国本土の安保不安だけを増大させるであろう」
|
朝鮮民主主義人民共和国国防省のキム・ガンイル副相が1日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
「力の優位」を意図的に誇示し地域の主権国家を軍事的に圧迫するために、朝鮮半島とその周辺地域に、核戦略資産を日常的に送り込もうとするペンタゴンの対決的企図が多様な形で表出している。
先日、米海軍の最新原子力潜水艦が、韓国の釜山港で公に醜い姿を現したのに続き、今回は米空軍の3大空中戦略資産の一つである「B-1B」爆撃機が、韓国の「国軍の日」閲兵式なるものに合わせて朝鮮半島地域の上空に飛来し、示威飛行を行うという。
米国の虚勢をはった武力示威劇は、朝鮮半島地域で戦略的劣勢に陥ったみずからの軍事的体面を少しでも維持し、慢性的な核恐怖症に苛まれながら戦々恐々としている手先の虚脱感をごまかすための「覚醒剤」にすぎない。
6月、米国の「B-1B」が朝鮮半島地域の上空に飛来し、韓国の軍事ゴロツキどもとの連合空中訓練と数年ぶりに精密誘導弾投下訓練を行ったのに続き、原子力空母セオドア・ルーズベルトが釜山作戦基地に寄港し「連合防衛態勢」と「拡張抑止力誇示」を云々したのは、大韓民国のヒステリックな対決騒動が度を超えている根源が、どこにあるのかを明白に示している。
わが軍隊は、朝鮮半島地域に対する米戦略資産の頻繁な出没状況と軌跡を注視しており、いかなる威嚇からも国家の安全環境を徹底的に守る万般の準備を整えている。
暴力と強権に対する盲信で浮ついている米国に対しては、徹底的に力の立場で対抗しなければならないというのが、わが軍隊の不変の立場である。
米国の予告のない戦略資産展開が治癒不能の悪習として定着した以上、それ相応の予測不可能な戦略的性格の行動措置を講じることも、必須不可欠な主権国家の合法的権利にならねばならず、米本土の安全に対する重大な憂慮を増やす新たな方式が当然、出現すべきであろう。
われわれは、そのような新しい行動計画をいつでも検討し、実施することができる。
朝鮮民主主義人民共和国武力は、朝鮮半島と周辺地域で立体的に、段階的にエスカレートしている敵対勢力の軍事的挑発行為を絶対に座視することはなく、徹底的に相応の行動を取り、米国の無責任な行為によってもたらされる任意の安保不安定形勢にも主動的に対処できる、強力な戦争抑止力を絶え間なく向上させていくであろう。
(了)
|
朝鮮民主主義人民共和国資金洗浄・テロ資金支援防止のための国家調整委員会のスポークスマンが談話発表
|
朝鮮民主主義人民共和国資金洗浄・テロ資金支援防止のための国家調整委員会のスポークスマンは3日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
9月24日、アジア太平洋地域資金洗浄防止機構は、アラブ首長国連邦で行われた第26回機構定例総会で、わが国家の同機構のオブザーバー地位を剥奪すると決定した。
もとより、われわれが同機構にオブザーバーとして加入したのは、資金洗浄(マネーロンダリング)とテロ支援をはじめとするあらゆる形態の犯罪とは全く無縁であることを透明にするためであった。
機構加入後、われわれが2016年に国連国境横断組織犯罪反対協約に加入し、資金洗浄・テロ資金支援防止に関する国内法を修正・補足するなど、みずからに付与された義務を誠実に履行したことを通じても、その透明性が客観的に十分に立証された。
しかし、わが国家の正常な発展権利をなんとしても奪おうとする米国の対朝鮮敵視政策に屈服・追従した機構は、われわれの誠意ある努力と透明性のある措置にあくまで顔を背けてきた。
とりわけ、ことあるごとに、われわれに「資金洗濯犯罪国」、「テロ支援国」のような濡れ衣を着せる米国の圧力によって、機構は2011年から毎年、われわれを「対応措置対象国」に指定し、他国にわれわれとの金融取引を一切禁止することを強迫してきている。
機構が今回、わが国家のオブザーバー地位を剥奪すると決定したのも、自主的で、正義の主権国家を目の上のこぶと見なしている、米国の敵視政策に従った必然的結果である。
これは、国際関係の健全な発展と、地域の平和と安全保障を図らなければならない機構が、世界制覇の実現に狂った米国の言いなりになっている御用集団に変質したことを傍証している。
われわれは、米国の政治的道具に転落した機構と付き合わなくなったことを全く残念に思わない。
資金洗浄およびテロ資金支援に反対する、わが国家の原則的立場は終始一貫しており、このためのわれわれの努力は続くであろう。
(了)
|
●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp
●エルファテレビ http://www.elufa-tv.net/
是非アクセスしてご覧下さい |