コリアニュース №1020(2024.10.15) |
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「主権死守、安全守護の引き金は躊躇することなく引かれるであろう」
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朝鮮民主主義人民共和国外務省が11日、次のような重大声明を発表した。
(以下全文)
朝鮮民主主義人民共和国に反対する大韓民国の挑発策動が、危険水位を越えている。
最も敵対的で悪意に満ちた、ならずもの国家の大韓民国が、朝鮮民主主義人民共和国の首都・平壌に無人機を侵入させる重大な政治的・軍事的挑発行為を強行した。
韓国は、10月3日、9日の両日に次いで、10日も深夜に無人機を平壌市中区域の上空に侵入させ、数多くの反共和国政治謀略扇動ビラを撒く、天人共に激怒する蛮行を強行した。
朝鮮民主主義人民共和国の国権と尊厳を毀損させ、社会主義制度を悪意に満ちて謗る悪辣な反共和国怪説と中傷で一貫した汚らわしいビラは、首都の中心区域に散布された。
韓国が、国境地域で気球による反共和国ビラ散布行為を強行することにも満足せず、軍事的攻撃手段と見なされうる無人機を朝鮮民主主義人民共和国の首都の上空にまで侵入させた事件は、絶対に黙過することも、許すこともできない重大な挑発である。
限界線を越えた大韓民国が仕掛けてきた挑発は、朝鮮民主主義人民共和国の神聖な国家主権と安全に対する露骨な侵害であると同時に、国際法に対する乱暴な違反であり、必ず代償を払うべき重大な軍事的攻撃行為である。
大韓民国は、今回の事件を巡って常套的な方式で弁解しようとしたり、ゴリ押しの主張をしながら責任を免れようとしてはならない。
今回の事件は、この世で最も破廉恥で二面性があり、最も低劣かつ幼稚で、最も低質な大韓民国の国格とその連中の卑劣さを、そのままさらけ出す端的な実例である。
また、この事件は、大韓民国の極めて危険で冒険主義的な行為によって、朝鮮半島での武力衝突の危険が、どのように引き起れているのかを明白に示している。
国際社会は、結果に対処しえない挑発をためらわずに強行し、地域の軍事的衝突の危険を引き続き増幅させている大韓民国の蛮勇を強く糾弾し、徹底的に制止させるために声を合わせければならない。
国際法は、当該国の領空で他国の航空機や飛行物体の自由飛行は言うまでもなく、「無害飛行」も許していない。
今回の領空侵犯事件は、われわれの自主権を侵害する重大な犯罪行為であり、自衛権行使の明白な対象である。
大韓民国は自滅を選択したのである。
滅亡を促進させている。
自国の領空が侵犯され、首都圏の上空に敵国の無人機が侵入していることに反応しない国家はこの世にないであろう。
われわれは、大韓民国の今回の挑発行為をこれ以上説明する余地も必要もなく、当然、自衛権に従って報復すべき重大な政治的・軍事的挑発と見なす。
今回、仕掛けてきた敵の冒険的な挑発行為は、朝鮮民主主義人民共和国憲法が、わが軍に付与した主権守護任務を完遂するために、どのような行動的措置を取るべきかを迅速に判断し、当該する報復行動の決行に対する決定を下すことを緊急に迫っている。
朝鮮民主主義人民共和国国防省と総参謀部、軍の各級は、事態発展の様々な場合に対応する準備に着手した。
まず、南部国境線付近と大韓民国の軍事組織構造を崩壊させるのに投入される朝鮮民主主義人民共和国の全ての攻撃手段は、任意の時刻に即時、その活動を遂行する態勢を整えることになる。
先日、大韓民国を攻撃する意思がないと述べた国家元首の立場は決して、大韓民国を攻撃する準備ができていないことを意味するものではない。
全ての攻撃力の使用を準備状態に置き、われわれは大韓民国に最終的にもう一度、最後通牒として厳重に警告しておく。
双方間の武力衝突と、ひいては戦争が勃発しかねない、このような無責任で危険な挑発行為を直ちに中止すべきである。
大韓民国が、再び無人機を朝鮮民主主義人民共和国の領空に侵犯させる挑発行為を行う場合、2度とこのような警告はなく、即時行動に移るであろう。
この機会に、この世の人々を不安にさせているこれら全ての災難の根源と発端が、われわれの度重なる警告にもかかわらず、かつてわれわれの神聖な領域に政治扇動のゴミを散布した大韓民国にあることを、今一度明白にしておく。
朝鮮民主主義人民共和国の神聖な主権を乱暴に侵害した大韓民国が、われわれのこの最後の警告まで銘記せず、引き続き挑発を仕掛けてくる場合、身の毛のよだつ事態に直面することになるであろう。
引き金の安全装置は現在、解除されている。
われわれの攻撃時期は、われわれが定めない。
われわれは、万全の準備を整えて注視するであろう。
犯罪者らはこれ以上、自国民の生命をもって危険な賭博をしてはならない。
(了)
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「韓国軍部は重大な主権侵害挑発の主犯、または共犯の責任から逃れがたいであろう」
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朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長が12日、次のような報道を発表した。
(以下全文)
最も稚拙で非常識な大韓民国が、今回起きた無人機侵犯事件の責任から逃れようと生まれながらの体質そのままに、常套手段に執着している。
韓国の軍部ゴロツキどもは、わが外務省の重大声明が発表されると、「そうしたことはない。
まだ状況を把握していない」、「軍が北韓に無人機を飛ばしたことはない」、「民間団体が飛ばしたかどうかは確認しなければならない」と厚顔無恥で幼稚な弁解で言い逃れをしながら、責任回避に汲々としている。
軍部がしていないと図々しく否定するからといって、わが国家に対する重大な主権侵害行為を難なくうやむやにし、国際社会の懸念の視線を避けられると考えるなら大間違いである。
民間団体が飛ばす無人機が、国境を意のままに行き来するのを軍部がまともに識別さえできなかったのなら、確かに問題になるであろう。
いつも、みずからの「水も漏らさぬ探知および追跡能力」について大げさに宣伝していた韓国軍部ではないか。
飛んで行く鳥の群れを見ても「北の無人機」と思って驚き、神経をとがらせていた軍部が、突然盲人にでもなったというのか。
自分の地域から飛び立った無人機が、数回にわたって国境を横断した事実自体も確認すべき問題と言うのだから、大韓民国の国民が、そんな軍部に向かって何と言うのか非常に気になる。
相手国の首都を侵犯してビラを散布すること自体も重大な政治的挑発、主権侵害と見なされるが、それを運んだ手段が他ならぬ無人機だという事実が、今回の事件の重大さの核心である。
軍事的な多目的手段として厳然と世界に公認されている無人機を利用し、他国の主権を公然と侵害する挑発行為を自国民が強行したにもかかわらず、挑発に見なされうるそのような侵害手段が交戦相手国の国境を越え、武力衝突の危険性を拡大する事態が発生しかねないにもかかわらず、軍が傍観したのなら、それは故意の黙認、共謀であり、無人機侵犯事件の主役が他ならぬ軍部ゴロツキどもであるという明白な傍証となる。
まさに先日、「国軍の日」に「国民と共に」を叫びながら、「強い国軍」とおだてた連中が窮地に陥ると、その国民をためらわずみずからの盾に取る低劣な言い訳に汲々とするのは、大韓民国の軍部連中の卑劣さと醜悪さをありのままさらけ出すだけである。
彼らの言葉通りなら、軍隊ではないわれわれの民間団体が、無人機でソウルの大統領室上空に政治扇動ビラをばら撒くとしても、問題にならないということになろう。
果たして、そんなことが実際に起きた場合、韓国政府、特に軍部ゴロツキどもがどのように青筋を立てて反応するか注視しようと思う。
結果的に、韓国軍部が直接強行したか、積極的な助長、あるいは黙認の下で反共和国主権侵害挑発が仕掛けられたということである。
実際に、韓国国防部長官は、民間に転嫁しようとしたお粗末な弁解が通じなくなると、急変して「戦略的に確認することができない」、「国家安保上、作戦保安上、確認できない」と曖昧な立場を示した。
否認も是認もしないこのような態度は、到底否認できないため、初めから是認もしないという心理の表れであり、韓国軍部そのものが今回の事件の主犯であるか、共犯であることを自認したことになる。
これは、「確認することができない」主権侵害挑発が繰り返されても、それが戦争の勃発につながっても、自分らには何の責任もないということを公開的に宣布したのと同じである。
われわれがすでに予想した通り、世界が随時目撃した通り、韓国は、今回も常習的な弁解と奇形的思考で作り出した強弁で真相を歪曲し、世人を欺瞞しようとしている。
国民の命を掛けて賭博しようとする危険な連中の俗物的な根性と、驚愕すべき実像が再び全世界にさらけ出された。
明白にしておくが、挑発的なゴミ風船劇を最初に演じたのも韓国のクズ共であり、われわれの警告にもかかわらず、汚い悪習を捨てることができずに事態を引き続き悪化させてきたのも韓国の連中である。
われわれが「ゴミ風船」を飛ばしたのが、これまで28回にもなると騒ぎ立て、盗人猛々しく振る舞っているが、それが何回かを数える前に、脱北者らのクズ団体がそれを何回やったのかをまず発表する方がよかろう。
われわれの全ての行動は、徹底して報復対応の原則に基づいて施行された必然的措置である。
まるで、われわれの対応が無から有へと突然生じたかのように世論を惑わそうとしても、思う通りにはいかないであろう。
われわれは、今回の無人機挑発の主体、その行為者が誰であれ、それには全く関心がない。
軍部ゴロツキどもであれ、脱北者のクズ団体であれ、いずれも厚顔無恥な大韓民国の輩であるという事実を直視するだけである。
今一度、明白な立場を明らかにするが、われわれは、国境線越しに大韓民国発の反共和国政治扇動ゴミを積んだ無人機が再び共和国の領空を侵犯する場合、その性質を問わず、強力に対応する報復行動を取るであろう。
これは、考慮する余地もない主権国家の自衛権行使である。
ソウル市と大韓民国全域を標的に差し出しておきながらも、自国民の命をまな板の上に載せておきながらも、情勢激化と武力衝突を防ぐためのまともな立場ひとつ示すことができず、蛮勇に浮ついて空威張りとくだらない弁解だけを並べ立てる連中は、間違いなく国民の指弾の声だけを聞くことになるであろう。
繰り返される挑発の際、即時払うことになる代償について悩み、備えるべきである。
韓国軍部が、いくら二面性がある厚顔無恥と非常識な強弁で、みずからが犯した主権侵害挑発の責任から逃れようと浅知恵を働かせても、神聖不可侵のわが国家の主権を乱暴に侵害し、安全に対し重大な危害を及ぼした代償は、どんな方式であれ必ず凄惨な形で払うことになるであろう。
みずから進んで危険に身を投じる韓国軍部の頑強で剛勇な無謀さと大胆な姿勢が、大韓民国の真の安全を守れるか、国民の評価を受けることを願う。
今一度、再確言するが、われわれの外務省が明らかにしたように、ソウルと大韓民国の軍事力を崩壊させるわれわれの攻撃開始時間は現在、われわれの軍事行動計画には記されていない。
その時間は、われわれが定めるのではない。
ただし、われわれの首都上空で大韓民国の無人機が再び発見されるその瞬間、凄惨な惨事は必ず起きるであろう。
私個人的には、そのようなことが起きないよう願っている。
(了)
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「自国民の命を掛けた賭博は凄惨な壊滅につながるであろう」
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朝鮮民主主義人民共和国国防省のスポークスマンが13日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
大韓民国は、わが共和国に反対する重大主権侵害挑発を仕掛けた後、くだらない弁解と厚顔無恥な妄言を吐き続けている。
傀儡大統領室の国家安保室長なる者は13日、今回の事件を深刻に反省し、武力衝突が発生しないよう努力する代わりに、その警告を「無視するのが最高の正答」という妄言を吐いた。
再発の際、容赦なく自国の領土が凄惨な惨事に見舞われることになるにも関わらず、「無視が正答だ」、「誰による行為か知らない」としながらも、再発防止の保証は持っているようだ。
大韓民国の安保に責任を持つという肩書きの者が、ためらうことなく吐いた軽々しい発言を、世界ははっきり聞き取ったことであろう。
物理的に交戦状態にある朝鮮半島では、小さな火種も武力衝突につながりうる。
まして、最近の戦場で打撃手段の主役となっている無人機が、交戦国の首都を侵犯した事件が、厳然たる戦争の挑発であることは言うまでもない。
現在、朝鮮半島には、韓国軍部連中の無謀な勇猛によって、直ちに戦争が起きかねない一触即発の情勢が生じている。
われわれの判断と決心次第で強力な攻撃手段が使用されかねない目前で、それにより大韓民国全体が惨憺たる廃虚に成りうる状況の下で、国家安保室長なる者が口先で虚勢を張り、自国民の命を賭けて賭博をし、メンツを保つことにのみ汲々とすることについて、どんな評価を受けるか興味深いところである。
現事態を否認も是認もしない、曖昧さに移行した韓国国防部の立場について、もう一度掘り下げてみよう。
わが共和国首都の上空に侵入した無人機は、民間団体が任意の場所で飛ばせる無人機ではない。
特定の発射台や滑走路があれば離陸させられる無人機であって、それを民間が飛ばしたという弁解は通じない。
仮に国防部の発表通り、盾となった民間団体が強行したと仮定してみよう。
民間団体が、発射装置や滑走路まで利用して国境向こうに無人機を飛ばすことを、「高度の警戒心」を維持しているという軍部や警察の連中が知らなかったと言うのは、話にならない。
われわれは、すでに連続的に強行された無人機侵犯事件に韓国軍部勢力が加担したと判断しており、もう一度無人機が出現する際には、大韓民国発の無人機と見なすとともに、共和国に対する宣戦布告と見なし、われわれの判断通りに行動するということを再三警告する。
壊滅という単語を解釈してみて、果たしてわれわれが壊滅を公言したなら、どんな選択をするだろうか、見当をつけるのがよかろう。
(了)
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●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp
●エルファテレビ http://www.elufa-tv.net/
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