朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長が４日、次のような談話を発表した。

（以下全文） 米・日・韓は３日、わが国家の門前で、またも共和国を狙った連合空中訓練をヒステリックに繰り広げた。

われわれの最新型戦略兵器実験に対する、いわゆる「対応」、「警告」の名目の下、米戦略爆撃機「Ｂ‐１Ｂ」をはじめとする3ヵ国の多機種戦闘機が投入された訓練では、相手側の核心対象と想定した標的を「迅速かつ正確に打撃する方式」を練磨したという。

韓国軍部ごろつき集団は、「高度化する北の核・ミサイル脅威に対応し、抑止するための韓米同盟の一体型拡張抑止実行力とともに、韓・米・日安保協力を通じた強力な対応意志と能力を示すもの」と力説し、今後、われわれに反対する３国の軍事共助を一層強化すると宣布した。

これは、わが共和国に対する敵の最も敵対的かつ危険な侵略的本態に対する、今一つの明白な行動的説明であると同時に、われわれが選択・実行する核戦力強化路線の正当性、緊要性を立証するもう一つの完璧な証明事例となる。

こんにち、朝鮮半島と地域における敵味方間のパワーバランスの破壊がまさに戦争であることは、否認できない客観的現実である。

想起させておくが、米国とその追従勢力は、今年だけでもわが国家に対する核兵器の使用を前提とした各種戦争謀議を２０余回にわたって行い、その実行措置として百数十回の反共和国軍事演習を年中絶え間なく強行した。

今年、史上初めて米・日・韓の多領域合同軍事演習「フリーダムエッジ」、朝鮮半島で全面的な核戦争を想定した核作戦演習「アイアン・メイス」など、より危険な軍事演習の爆発的増加は、わが国家は言うまでもなく、地域の平和と安全に対する重大な脅威となった。

「セオドア・ルーズベルト」をはじめとする原子力空母打撃集団が、朝鮮半島周辺の水域に３回も展開され、戦略原子力潜水艦「バーモント」が史上初めて韓国に寄港し、「Ｂ-５２Ｈ」をはじめとする戦略爆撃機が５回も朝鮮半島の上空に出没したことで、米国の戦略資産展開の面においてもまたもや最新記録を更新した。

わが国家にもたらされた重大な安全環境は、米国と追従勢力の侵略的かつ冒険主義的な軍事的脅威から、国家の安全と地域の平和をしっかりと守るためのわれわれの戦略的選択の不可避性を雄弁に証明している。

敵の軍事的狂気が増大するほどわれわれの路線の当為性と切迫性は、一層浮き彫りになり、その実行の動力と強度もまた、正比例するであろう。

朝鮮民主主義人民共和国の自衛的核抑止力強化路線は、現情勢下で唯一無二の最も正確な選択であり、われわれは、その道で決して揺るがないであろう。

(了)