コリアニュース №1030(2024.12.19)
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「われわれは自分に付与された主権国家としての合法的権利を守り、それを行使する上でいかなる制限もかけないであろう」

朝鮮外務省のスポークスマンが19日、次のような談話を発表した。

(以下全文) 最近、米国はG7構成国と韓国、オーストラリア、ニュージーランド、欧州連合(EU)と共に、朝鮮民主主義人民共和国とロシア連邦間の正常な協力関係の本質を歪曲し、誹謗・中傷する「共同声明」なるものをつくり上げて発表しながら、国際的な対朝鮮制裁・圧迫の雰囲気づくりに狂奔した。

米国とその追従勢力の敵対行為は、単に主権国家の自主権を乱暴に侵害する政治的挑発を超えて、国際平和と安全の根幹を揺さぶる重大脅威となっている。

朝鮮民主主義人民共和国外務省は、自分らの不法な覇権利益を物差しにして、主権平等と内政不干渉を核心とする公認された国際法的原則を自分勝手に蹂躙するゴロツキ集団に転落した米国とその追従勢力の挑発的妄動に重大な憂慮と抗議の意を表し、最も強く糾弾、排撃する。

今日、ウクライナ戦争が長期化し、欧州とアジア太平洋地域の安全状況がさらに不安定になっている原因は、構造破壊的かつ覇権志向的で冒険主義的な軍事路線と、排他的な同盟政策にしつこく執着している米国と西側の誤った慣行にある。

寿命のつきた現米政府が、歴史の舞台から屈辱的に退場しながら残した「外交的遺産」が誰に得となり、害となるのかを注目する必要がある。

朝ロ関係に対する敵対勢力の反射的狂気は、自主的な主権国家間の強化された協力関係が米国と西側の悪意ある勢力の拡張を抑止し、世界の平和と安全を守るうえで必須な力の均衡を保つのに大変効果的であることを反証している。

不法非道な地政学的野望を満たすために、世界の各地で不安定と混乱を招く米国とその同盟国の威嚇的行為は、国家の安全と世界の平和をより確実に保障するためのわれわれの国力強化に、当為的名分と追加的な原動力を与えるだけである。

変化した現実に顔を背け、時代錯誤のシナリオに執着する限り、米国は朝鮮民主主義人民共和国を相手にする上で失敗だけを繰り返すことになり、新たな悩みの種を抱えるようになるであろう。

盲目的な対米追従から生じる付随的利益に満足を感じるのに慣習化され、国家間関係における初歩的な礼儀さえ欠如した一部の西側諸国の不適切な振る舞いは、われわれの歓迎を受けられない。

朝鮮民主主義人民共和国は、みずからに付与された主権国家としての合法的権利をしっかり守り、それを行使する上でいかなる制限もかけず、地域と世界の平和と安全を守るための重大な努力を引き続き傾けていくであろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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