コリアニュース №1031(2025.1.17)
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「われわれはより徹底した自衛権の行使で敵対的な軍事的挑発企図を抑止し、不安定な地域情勢を統制・管理するであろう」

朝鮮民主主義人民共和国外務省の対外政策室長が17日、次のような談話を発表した。

(以下全文) 年明けから朝鮮民主主義人民共和国の安全環境に重大な挑戦を提起する米国とその追従国の軍事的挑発行為が、日を追うごとにひどくなっている。

1月6、9の両日をはじめ、米空軍戦略偵察機が朝鮮半島上空に数回にわたって飛来し、わが国家の戦略的縦深に対する空中偵察行為に狂奔する中、10日にワシントンでは、朝鮮半島での核戦争演習と米戦略資産展開の可視性増大を謀議する第4回米・韓「核協議グループ」会議が行われた。

特に、15日には朝鮮半島付近の公海上空に米空軍の「B‐1B」戦略爆撃機が展開し、米・日・韓3者連合空中訓練が強行され、同日、米・韓空軍は、今年に入って初めてとなる空中実弾射撃訓練を行った。

交戦双方の膨大な武力が高度の警戒態勢にあり、常時、軍事的衝突可能性が漂う朝鮮半島地域で連日目撃される米国の政治的・軍事的挑発行為は、武力衝突の危険性を刺激し、地域の安定を破壊する直接的根源となっている。

歴代最大規模の戦争演習の強行で昨年を締めくくった米国が、追従国を動員した軍事的挑発で新年の序幕を上げたのは、地域情勢の不安定を招く主犯が、他ならぬ米国であることを立証しており、今年、朝鮮半島の軍事・政治情勢が、憂慮すべき方向に流れることを予告している。

朝鮮民主主義人民共和国外務省は、極度に先鋭化した朝鮮半島地域の緊張状態に、新たな不安定要因を加えている米国とその追従同盟国の挑発行為に重大な懸念を表し、国家の主権的権利と安全利益を守るためのわれわれの自衛権行使が、一層強力に断行されることを今一度明白にする。

米国をはじめとする敵対国家の軍事的脅威に対応し、朝鮮民主主義人民共和国がより圧倒的な戦争抑止力を保有することは、朝鮮半島地域で力のバランスを維持し、地域情勢の安全性を保障するための必須の要求である。

朝鮮民主主義人民共和国は、すでに宣明した通り、最強硬対応戦略に従い、より徹底的かつ完璧な自衛権の行使で、敵対勢力が企図する任意の軍事的挑発行為も強力に抑止し、国家の安全利益と地域の平和と安定を確固として守るであろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

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