コリアニュース №1063(2025.7.28)
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「朝韓関係は同族という概念の時代を完全に脱した」

朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長が28日、次のような談話を発表した。

(以下全文) 対朝鮮拡声器放送の中断、ビラ散布の中止、個別的韓国人による朝鮮観光の許容…。

韓国の李在明政府が、われわれとの関係改善の希望を持って執権直後からそれなりに傾けている「誠意ある努力」の詳細である。

さらに新任統一部長官の鄭東泳は、失われた平和の復活と崩れた南北関係の復元を云々し、強対強の時間にピリオドを打ち、善対善、和解と協力の時間を開くことを提案した。

最近では、数カ月後に慶州で開かれるアジア太平洋経済協力会議の首脳会議に誰それを招待する可能性まで考えて無駄な妄想を膨らませている。

われわれは、韓国で誰が大統領になろうと、どんな政策が樹立されようと意に介さず、したがってこれまでそれに対する評価自体を一切しなかった。

しかし、今回一度だけ、われわれの立場を明白にしておこうと思う。

韓国の当局者らが南北信頼回復の初のシグナルとして描写した対朝鮮心理・謀略宣伝放送の中断について言うならば、その全ては韓国がみずから招いた問題であり、どんな措置を取ろうと彼ら自身の問題であるだけで、最初からしてはならないことを可逆的にもとに戻したに過ぎないものである。

言い換えれば、評価されるようなことにはならないということだ。

かつて、一方的にわが国家を主敵として宣布し、極端な対決の雰囲気を鼓吹してきた韓国が、今更みずから招いた全ての結果をいくつかの感傷的な言葉で、元に戻すことができると期待したならば、それほど甚だしい誤算はないだろう。

李在明政府が、最悪の時間、愚かな時間と描写したここ数年間は、見方によってはわれわれにとって無意味な時間だけではなかった。

「民主」を標榜しようと、「保守」の仮面をかぶっていようと、韓国は絶対に和解と協力の対象になれないという、とても重大な歴史的結論に到達し、同族という修辞的表現に縛られて非常にわずらわしく不快であった歴史と決別し、現実的に矛盾した既成概念まできれいに払拭することができた。

朝鮮半島に国家対国家間の関係が永久に定着した現実とともに、解体されるべき統一部の正常化を時代的課題としたことを見ても、確実に吸収統一という亡霊に精神的にとらわれた韓国政客の本性は、絶対に変らないということを改めて確認することができた。

歴代韓国政権の過去の行跡はさておき、李在明の執権50余日だけを見ても、表では朝鮮半島の緊張緩和だの、朝韓関係の改善だのという甘言を並べ立てたが、韓米同盟に対する妄信とわれわれとの対決企図は先任者と少しも変わらない。

やがて世界が目撃することだが、再びわれわれの南の国境越しでは、侵略的性格の大規模合同軍事演習の連続的な強行によって硝煙が晴れる日は訪れず、米韓は常套的手口通りにみずからが生じさせた朝鮮半島情勢悪化の責任を、われわれに転嫁しようと画策するであろう。

李在明政府がわれわれの関心を引き、国際的脚光を浴びるために、いくら同族の真似をしてあらゆる正義の行いをしているかのように騒ぎ立てても、韓国に対するわが国家の敵対認識には変化があり得ず、朝韓関係の性格を抜本的に変えた歴史の時計の秒針は、戻すことができない。

われわれは、ソウルでどんな政策が樹立され、どんな提案がされようと興味がなく、韓国と対座することも、議論する問題もないという公式な立場を再度明白にする。

朝韓関係は、同族という概念の時代を、すでに完全に戻れないほどに脱している。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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