コリアニュース №1066(2025.8.20) | |
金與正党副部長がわが国家に対するソウル当局の欺瞞的な「宥和攻勢」企図の本質を辛辣に批判 | |
朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長は19日、朝鮮民主主義人民共和国外務省の主要局長との協議会で、韓国政府の欺瞞的な「宥和攻勢」の本質と二重性を辛辣に批判し、国家元首の対外政策構想を伝え手配した。 |
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「米韓合同軍事演習は、敵はやはり敵であるという認識を刻みつけるだけである。」 | |
朝鮮中央通信は20日、次のような論評を発表した。 (以下全文) 米韓の大規模合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・シールド」が18日、正式に開始された。 これに先立ち、敵は「訓練調整」だの、「延期」だの、「縮小」だのと流言を大々的にねつ造・流布しながら、あたかも自分たちが「地域の安全保障環境を考慮して」今回の戦争演習の水準を意図的に調節することで、朝鮮半島と地域の平和と安全に「寄与」しているかのように国際世論を欺いている。 70余年に及ぶ米韓の対朝鮮侵略戦争演習の歴史において、このような調整まがいなことは決して初めてではなく、その度に「コンピュータ模擬訓練方式」だの、「参加水準最小化と規模縮小」だのといった言葉が耳障りに繰り返されてきた。 しかし、こうした戯言が朝鮮半島の緊張緩和に実際的な役割を果たしたことは一度もなく、挑発的で侵略的な反共和国戦争演習の実施にほんのわずかな影響も与えたことなど一度もなかった。 世人の目をくらます欺瞞的な美化・粉飾の術策の下で、敵は史上最悪・歴代最高の記録を更新しながら、米韓合同軍事演習の規模と形式、手法と強度、その挑発性と凶暴性を絶え間なく拡大してきた。 これは誰も否定できない客観的事実であり、今年の演習を通じて再三確認されている厳然たる現実である。 在韓米軍と韓国軍兵力を基軸にして、地域外の米海兵遠征軍や「国連軍司令部」加盟国の兵力まで参加し、韓国全域の4,000余りの機関と団体、合わせて58万人余りが加わるなど、今回の演習の参加規模は実に膨大であり、計画された各種野外機動訓練の回数も最高水準に達している。 新たな現代戦争教範と方式を不断に更新・適用しながら、陸・海・空・サイバーなど全方位的領域で演習シナリオが練磨され、特に今回の演習でも従来と同様、誰それの「核使用抑止」の看板を掲げた先制打撃要素が訓練の重点項目として例外なく設定されたことは、今年の「ウルチ・フリーダム・シールド」の敵対的な性格の集中的な表れである。 敵は今回、野外機動演習の一部を来月に延期して行うと騒ぎ立てているが、実際には米韓連合訓練計画に反映された基本的内容はすべてそのまま強行され、韓国軍単独で行われる卑しい訓練だけが調整されるにすぎないという事実は、現米韓当局が、あたかも従来と異なる措置であるかのように偽装している訓練調整まがいが、ただの欺瞞にすぎないことを再び証明している。 敵がいくら子供騙しのようなインチキな手を使ったとしても、地球上で存続の歴史が最も長い最長戦争演習、アジア太平洋地域で規模が最も大きい最大戦争演習、敵対性において最も露骨な侵略戦争試演である米韓合同軍事演習の固定不変の本性は、絶対に隠すことはできない。 過去の事実から見ても、今の現実から見ても、米韓の大規模合同軍事演習の侵略的・挑発的本質と、それが朝鮮半島と地域情勢に及ぼす否定的影響は決して変わらない。 世人ははっきりと知るべきである。 朝鮮半島と地域の安全を害する災厄的根源が果たしてどこにあり、われわれがなぜ「敵はやはり敵である」と言うのかを。 どれほど時が流れ、政権が代わろうとも、われわれの憲法的地位を頑なに否定し、力で共和国を圧殺しようとする米国の対朝鮮敵視政策が少しも変わらないのはもちろんのこと、わが国を「主敵」とし、神聖なるわが領土を自分たちの領土であるかのように憲法に堂々と明記し、四六時中「吸収統一」という荒唐無稽な夢を見ている韓国の野望はなおさらである。 共和国に反対する敵対的実体が変わらない以上、敵対勢力の軍事的挑発に対するわが武力の徹底かつ無慈悲な対応意志には、いささかの変化もあり得ず、朝鮮半島と地域での永続的な平和定着を目指すわが国家の信頼できる力は、絶えず強化されていくであろう。 敵対性において固定不変な米韓合同軍事演習に備え、国家の主権と安全を守ろうとするわれわれの確固たる意志と能力は、必ずや実践的行動として示されるであろうし、われわれの対応が主動的かつ圧倒的なものとなることは明白である。 (了) | |
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