コリアニュース №1070(2025.8.27)
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「『非核化の妄想症』にかかった偽善者の正体をさらけ出した」

朝鮮中央通信によると27日、次のような論評を発表した。

(以下全文) 韓国の李在明が偽善者としての自らの本性を全世界にさらけ出した。

米国を訪れた李在明が25日、米戦略国際問題研究所で行った演説なるもので、「韓・米同盟を安全保障環境の変化に応じて現代化していく」だの、誰それの挑発に「韓・米両国が強力に対応する」だのと戯言を並べ立てた。

さらには、われわれを「貧しいが荒っぽい隣人」であると甚だしく冒瀆し、しまいには話にならない「非核化」についても騒ぎ立てた。

韓国をなぜ敵と呼び、なぜ汚らわしい連中であると言うのかを示す重大な契機、見逃せない機会となった。

もともと、韓国はわれわれに対する対決政策を国策に定めた徹底した敵対国である。

韓国の憲法なるものには、「大韓民国の領土は朝鮮半島とその付属島嶼」と公然と明記されており、韓国で10回余り政権が交代してきたが、反共和国基調だけはいささかも変わっていない。

李在明政権も然りである。

しかし、われわれとの関係を史上最悪に追い込んだことで国内はもちろん、世界的世論の非難を受けた尹錫悦政府との違いを見せる必要があった。

このことから李在明は、われわれとの対話が前政権で切れてしまったとし、「もつれた糸かせであるほど忍耐を持って一つ一つ解いていかなければならない」だの、「小さい実践が小石のように積もれば、相互間の信頼が回復され、平和の道も広まるであろう」だのと言い、あたかも「朝韓関係」を回復する意思があるかのように振る舞った。

しかし、「偽りの心は三日と持たぬ」と言う。

結局、李在明は執権80余日目に、「小石」のようなもっともらしい言辞を並べ立ててからわずか10日も過ぎないうちに本心を隠せず、対決狂の正体を赤裸々にさらけ出したのである。

国外で李在明が見せた醜態は、われわれに対する韓国の対決企図は絶対に変わらず、極悪な反共思想、滅共精神で手なずけられた韓国はやはり、変わりえぬ敵であるというわれわれの認識と判断が正しかったことをありのまま証明した。

同時に、李在明はみずからの露骨な対決意思により、「非核化」の虚言がなぜ荒唐無稽な詭弁になるのかが、論駁できない証拠として提示した。

この機会に再度想起させるが、われわれの核保有国の地位は、外部からの敵対的脅威と世界の安全保障力学構図の変遷を正確に反映した必然的選択である。

朝鮮人民の総意に従って国家の最高法、基本法に永久に固定されたわれわれの核政策が変わるには世界が変わらなければならず、朝鮮半島の政治的・軍事的環境が変わらなければならない。

国威であり、国体である核を永遠に放棄しないとするわれわれの立場は絶対不変のものである。

韓国があれほど口を酸っぱくして言い立てる「非核化」は、理論的にも実践的、物理的にもすでに死滅して久しい。

現実がこうであるのに、今になって李在明が「3段階の非核化論」だの、「非核化」だのと論じるのは、空に浮かぶ雲を掴もうとすることと同じく天真爛漫な夢にすぎない。

国家の全ての主権を米国にそっくり差し出した世界で唯一無二の政治的貧乏国である韓国が、われわれの核問題の性格も知らず、いまだ「非核化」に無駄な期待をかけているのは、あまりにも空しい妄想である。

李在明が「非核化の妄想症」を「遺伝病」として引き続き抱え込んでいては、韓国だけでなく誰にも有益ではないということを認識すべきである。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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