コリアニュース №1073(2025.9.16) |
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「誤って選んだ場所での力自慢行為は必ず自らによくない結果をもたらすということを想起させる」
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朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長が13日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
数日後、朝鮮半島と周辺地域では、米国とその追従同盟諸国の参加の下で核作戦演習「アイアン・メイス」と多領域合同軍事演習「フリーダム・エッジ」が同時に行われる。
米・韓がつくり上げた「朝鮮半島での核抑止及び核作戦に関する指針」がどんなに危険な「構想」であるのかについて、われわれはすでに注意を喚起したことがある。
以前の執権者らが考案した危険な「構想」を現執権者らが十分に考慮した状態で共感し、実施するものであるなら、われわれは、それを明白な反共和国対決的姿勢むき出しの「誇示」、対決政策の「継承」と理解するであろう。
誤って選んだ場所、すなわち朝鮮民主主義人民共和国の周辺で米・日・韓が行動で見せている無謀な力自慢行為は、必ず自らによくない結果をもたらすということを想起させる。
(了)
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「われわれは責任ある主権行使で、敵国の戦争演習騒動が無意味な力の消耗であるということを引き続き認識させるであろう」
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朝鮮労働党中央軍事委員会の朴正天副委員長が13日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
私は、偵察情報総局から近いうちに朝鮮半島と周辺地域で米国とその追従同盟諸国の参加の下、核作戦演習「アイアン・メイス」と多領域合同軍事演習「フリーダム・エッジ」が同時に行われるという報告を受けた。
米・韓がつくり上げた「朝鮮半島での核抑止および核作戦に関する指針」に従って米国の核戦力と韓国の在来式武力の統合運用を練磨する「アイアン・メイス」は徹頭徹尾、わが国家に対する核兵器使用を目的とした露骨な核戦争試演である。
米・日・韓が行おうとする多領域合同軍事演習「フリーダム・エッジ」もやはり、8月に強行された大規模の合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・シールド」の延長線上にあるもので、その範囲と内容、性格において最も包括的かつ攻撃的な侵略戦争演習である。
世界最大のホットスポットである朝鮮半島地域で行われている米・日・韓の無分別な軍事的蠢動は、わが国家の安全利益に対する重大な挑戦であり、地域の安定を害し、軍事的緊張を高める主たる危険要因である。
排他的な軍事ブロックの強化と相次ぐ戦争実動演習によって、朝鮮半島地域の安全環境を段階的に破壊している米国とその軍事同盟諸国の憂慮すべき動きは、より強化された戦争抑止力の構築と徹底した臨戦態勢の維持を求めている。
現情勢は、敵対勢力の侵略企図を挫折させ、軍事的危険を取り除くことのできる戦略的力を絶え間なく備蓄していくことが、朝鮮民主主義人民共和国の安全保障と地域の安定守護のための最適の選択となるということを立証している。
「定例的」、「防御的」という強弁で戦争演習の侵略的性格を覆い隠そうとする敵国の企図は誰にも通用せず、われわれには、危険な地域情勢に追加の重大変数をもたらす米・日・韓の軍事的冒険主義を座視するいかなる根拠もない。
米国とその追従勢力は、われわれの忍耐を刺激せず、地域の緊張と安全環境をこれ以上悪化させる危険な行為を放棄すべきである。
もし、敵対勢力の力自慢が引き続き行われる場合、それに対するわれわれの対応行動もより明白に、強力に表現されるであろうということを強調しておく。
われわれの武力は、戦争抑止、主権死守の重要な使命を担っている。
朝鮮民主主義人民共和国を相手にした敵国のあらゆる不当な行動が系統的に拡大されている現況で、われわれは極めて責任ある選択をするであろう。
(了)
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ウィーン国連事務局および国際機関駐在朝鮮民主主義人民共和国常設代表部の公報文
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ウィーン国連事務局および国際機関駐在朝鮮民主主義人民共和国常設代表部が14日、次のような公報文を発表した。
(以下全文)
最近、米国は国際原子力機関(IAEA)管理理事会会議を契機に、われわれの核保有を「不法」に罵倒し、「非核化」を云々する重大な政治的挑発をまたも強行した。
われわれは、朝鮮民主主義人民共和国に対する内政干渉と主権侵害行為を露骨に行いながら、変わらない対朝鮮敵対的意思を再びさらけ出した米国の挑発的行為を強く糾弾、排撃するとともに、それが招く否定的結果に重大な憂慮を表明する。
今回、米国は、国際会議の場で時代錯誤の「非核化」主張をくり返すことで、われわれの憲法放棄、体制放棄が自分らの対朝鮮政策の終着点であり、われわれと共存する意思がないことを明白にさらけ出した。
われわれの核保有は、米国の核脅威から国家の主権と安全をしっかりと守り、力のバランスを保つための必然的選択であり、世界の平和と安定を担保する上で核心的かつ重大な役割を果たしている。
これとは対照的に、急進的な核戦力増強と無分別な核拡散行為で世界の平和と安全を危険にさらし、国際的な核拡散防止制度の根幹を崩している米国の覇権行為こそ、国際社会が直面する最重大脅威である。
米国は、世界最大の核保有国として誰よりも核軍縮義務を誠実に履行すべきであり、「拡大抑止力提供」と非核国との核共有実現、原子力潜水艦の技術移転のような憂慮すべき核拡散行為を即時中止すべきである。
われわれは、IAEAが独自性と公正さを喪失し、現実的で実際的な米国の核脅威に顔を背けたまま、朝鮮民主主義人民共和国の正当な主権的権利行使を問題視し、抑止しようと試みていることに警鐘を鳴らす。
国家の最高法、基本法に永久に刻印された朝鮮民主主義人民共和国の核保有国の地位は不可逆的なものであり、特に、30余年前からわれわれと公式関係のないIAEAには、核拡散防止条約外に存在している核保有国の内政に干渉するいかなる法的権限も、道徳的名分もない。
もし、IAEAが国際的な核脅威と、そのため日増しに不安定化する国際安全環境に対して心から憂慮するなら、核戦力増強に誰よりも執念を燃やし、国際社会に対して担った核拡散防止義務を乱暴に違反している米国の悪性行為から問題視するのが論理的であろう。
米国の核威嚇の度合いが日を追って極大化し、米国主導の核同盟対決策動がより積極化している現実に対処して自衛的核抑止力を不断に向上させていくのは、朝鮮半島と地域で核戦争勃発の危険を未然に防止し、わが国家の生存権と発展権をしっかりと担保する最上の選択である。
われわれは今後も、朝鮮民主主義人民共和国の現在の地位を変更させようとするいかなる試みも徹底的に反対・排撃し、責任ある核保有国として国際社会の前に担った自らの義務を誠実に履行していくであろう。
(了)
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●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp
●エルファテレビ http://www.elufa-tv.net/
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