コリアニュース №446(2011.9.26) | |
南の7大宗教団体のトップが平壌訪問を終え帰国 | |
南朝鮮の7大宗教団体である韓国天主教、韓国キリスト教教会協議会、大韓仏教曹溪宗、圓仏教、儒教成均館、天道教、韓国民族宗教協議会のトップらの代表団が9月21日から24日まで平壌を訪問し帰国した。同代表団は平壌滞在中、北の朝鮮仏教徒連盟、朝鮮キリスト教連盟、朝鮮カトリック教協会、朝鮮天道教会との連名で「民族の和解と団結、平和統一のための北南宗教人たちの共同声明」を発表し、「北南間の敵対と対決状態を解消し、平和を守るために先頭に立って努力」し、「北南共同宣言(6.15と10.4)を変わりなく支持し実践する」としながら「国内外のすべての宗教人と各界各層の団結を促進する」ことを誓い、「北側の宗教人協議会と南の宗教人平和会との対話と協力を強化するために定例的な集まりを持ち、すべての宗教人たちの団結を実現し祖国統一のための運動を積極的に繰り広げる」ことを決め、「国内外のすべての同胞が民族の和解と団結、平和と統一のための全民族的隊列に一丸となって合流することを熱烈に訴え」た。 24日午後7時45分に仁川空港に到着した7大宗教団体の代表たちはその場で記者会を開き「われわれは、『共同声明』発表のみならず、宗教施設の訪問や白頭山平和祈祷会などを通じて南北の宗教人たちが、心を一つにして民族の和解と団結、そして平和統一のために共に寄与することに合意した」と述べた。また「北側はわれわれ代表団を予想外に歓迎の儀典と礼遇で迎えてくれた」と満足を表明した。 2005年の統計庁発表によると、南朝鮮の宗教人口は総人口の53.1%(キリスト教徒が55.1%、仏教徒が42.9%、その他2.0%)を占めるが、そのほとんどは上述の7大宗教団体に属しているといえる。今回の7大宗教団体トップの平壌訪問が、今後南の社会に与える影響は計り知れないだろう。 |
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ロバート・キング対北朝鮮人権特使のソウル訪問で囁かれる米国の食糧支援 | |
さる9月21日、6者会談の首席代表である北の李容浩(リ・ヨンホ)外務次官と南の魏聖洛(ウィ・ソンラク)外交通商省平和交渉本部長が北京で「建設的で有意義」な会談を行ったが、その直前の18日にロバート・キング対朝鮮人権特使が急遽ソウルを訪問し翌日に魏聖洛本部長、21日には統一部のキム・チョンシク統一政策室長と会談している。これに関して米国の日刊紙「クリスチャン・サイエンス・モニター」(9月19日付)は、「米国が6者会談再開を希望するなかで、米国の対北朝鮮食糧支援が近づきつつある」としながら、「キング特使は南朝鮮が北朝鮮に大規模な食糧支援と肥料支援に同意するよう説得するために南朝鮮を訪問したようだ」と分析した。それが事実であるならば、10月初めにも行われる可能性が高い朝米6者会談首席代表間の会談で何らかの新しい進展が期待できるかもしれない。 (了) |
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