コリアニュース №459(2012.2.7) | |
危険極まりない合同軍事演習と米「韓」日の三角軍事同盟 | |
駐朝ロシア大使が自制を求めるなど、世界各地で非難と中止を求める声が高まっている中で、2月27日から4月30日まで、「キー・リゾルブ」、「フォール・イーグル」米「韓」合同軍事演習が行われようとしている。
報道によると2月27日から3月9日まで強行される「キー・リゾルブ」戦争演習には、20万人余りの南朝鮮軍と数千人の米軍が参加し、3月1日から4月30日までの「フォール・イーグル」合同演習には、1万1000人余りの米軍が動員されるようだ。 3月には慶尚北道浦項一帯で1989年の「チーム・スピリット」合同軍事演習以降、最大規模である「双龍」と呼ばれる合同作戦訓練を強行するようだが、この合同訓練には沖縄駐留米第3海兵遠征軍所属の兵力が参加し、1万人規模での上陸、浸透、実弾射撃などの先制攻撃演習を行うという。 このような中、ハンギョレ新聞は5日の社説で、1月24日から2月5日まで、日本の陸上自衛隊駐屯地で行われた日米合同軍事演習に、史上初めて南朝鮮に駐留する在「韓」米軍の兵士150人が直接参加したことを明らかにした。一方、日米合同軍事演習中の1月30日から31日には、済州島で米「韓」日の国防次官補会談が行われ、国防長官会談を毎年1回行うことで合意している。 米国のオバマ大統領が「アジア重視」の新国防戦略と国防費削減を打ち出したが、ハンギョレ新聞は社説で「国防費を大幅に削減しなければならない米軍は、自衛隊の役割強化を促しており、有事法の制定によっては米軍に民間及び軍事施設を提供し、後方支援まですることになっている日本は、これを軍事及び軍需産業増強の機会にしようとしている」と警戒感を露にした。 昨年1月、日本と南朝鮮の防衛当局は「物品及びサービス相互提供協定」と「情報保護包括協定」の締結、「日『韓』安保共同宣言」を進めようともくろむ一方、日米両国は米「韓」合同軍事演習が始まる2月28日から3月3日まで、横須賀基地でイージス艦による弾道ミサイル迎撃シュミレーション訓練を行っている。 朝鮮中央通信は1月28日の論評で「不幸に遭った家に侵略の火付け棒を持って襲いかかる白昼強盗をわが軍隊と人民は無慈悲に懲罰するであろう」と警告している。 アジアにおける覇権を維持しようする米国と、それに追随する日本と南朝鮮は、延坪島砲撃戦の教訓から真摯に学び、危険極まりない合同軍事演習計画を即時撤回すべきである。(了) |
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