コリアニュース №504(2013.6.1)
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朝鮮で携帯電話加入者200万人突破
 朝鮮民主主義人民共和国で携帯電話事業に参加しているエジプトの通信会社「オラスコム」のナギブ・サウィリス会長は、5月29日に発表した声明で「朝鮮の携帯電話加入者数が200万人を越えた」と発表した。

   朝鮮の人口が約2400万人程度であるということを勘案すると人口の1割弱の人々が携帯電話を持ったことになる。

 朝鮮では、携帯電話加入者数が2009年9月に10万人、2011年5月に50万人、2012年2月に100万人、同年11月に150万人を記録するなど爆発的に増加してきた。

  朝鮮における携帯電話事業は、2008年12月に「オラスコム」と朝鮮逓信省が合作会社として設立した「高麗リンク」によって推進されてきた。

 朝鮮での携帯電話通話が可能な地域は平壌をはじめとする15主要都市と10余りの中小都市などに及ぶという。

 
「羅津-ハッサン間国境鉄道の現代化作業終了、6月末にも試運転」
 5月28日のロシア国営放送「ロシアの声」によると、朝鮮北東部の羅津とロシア極東のハッサンをつなぐ国境鉄道が施設の現代化作業を終え来月末に試験運行を行った後、定期運行に入る予定だという。

  同放送は「ロシア鉄道公社(RZD)のバデリイェ・レセトニコフ副会長と専門家などの代表団が5月20日から21日に朝ロ国境鉄道再開通準備作業の最終点検を行なった」としながら、「ロシア鉄道専門家たちは、この間改善補修工事が行われた区間内のマンポ(301m),ウンサン(499m),ウンラ(3,850m)など3つのトンネルに対する精密安全検査を終えた」報じた。

   ロシア側は「今回の点検を機に6月末に52kmに及ぶ羅津-ハッサン間で鉄道試験運行に入り、その後ただちに定期運行を始める計画である」と明らかにした。

 現在進行中の羅津港・第3埠頭の貨物ターミナルの整備が終わる今年の末からは、ロシア産石炭の運送が本格化する予定だという。

 すでに朝鮮の鉄道技術者34人が国境鉄道連結に備え、昨年ロシアで列車運行と管理などを中心とする技術研修を受けたという。

  朝鮮とロシアは2008年4月に羅津-ハッサン鉄道の改修と羅津港・貨物ターミナル建設に合意し、それ以後2011年10月の部分改善補修工事後、初の列車の試運転を行なった。

 朝鮮とロシアは、シベリア横断鉄道(TSR)と朝鮮半島縦断鉄道(TKR)連結事業の初段階として羅津-ハッサン鉄道の現代化事業を行なってきた。

 (了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp



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