コリアニュース №507(2013.6.13) | |
朝鮮中央通信社論評「軍国化を合理化しようとする術策」 | |
朝鮮中央通信社は、シンガポールで行わ れたアジア安全保障会議における日本の防衛相の発言に対し6月11日に論評を発表した。 その要旨は次の通り。 日本の防衛相は、国際的に憂慮されてい る日本の防衛力強化や集団的自衛権行使の動きが「地域の安定に貢献するためのもの」とし、「北朝鮮の核とミサイル開発が国際 社会の平和と安全に対する脅威になる」と発言したが、これは体質化した反共和国敵対意識の表れであり、本格的な段階に入った 日本の軍国化を合理化しようとする術策である。 日本は朝鮮半島の不安定な情勢を利用 し、軍事大国化という危険な目的を達成しようとし、ありもしないわれわれの「脅威」を口実にしている。 日本の新しい「防衛計 画大綱」策定のための「防衛関連提言案」は、「憲法改正」による集団的自衛権行使と国防軍の創設、ミサイル発射基地に対する 攻撃能力の保有を骨子とし、さらには、われわれの「脅威」を口実に核抑止戦略の研究についても明記している。 日本はあたかも 周辺情勢が他国のせいで複雑になり、その中で自国を「防衛」するために、集団的自衛権を行使し、国防軍を保有し、敵の基地を 攻撃しなければならないと正当化しているが、現実は正反対である。 つい最近、アメリカ、日本、南朝鮮によ る合同軍事演習が行われたが、われわれと戦争状態にあるアメリカと南朝鮮の軍事演習に日本が参加するということは、彼らのい う集団的自衛権や敵基地攻撃というものが、同盟国との連合作戦による朝鮮侵略を念頭においたものだということを示している 「脅威」とは、海外侵略の野望を実現す るために日本が必要としているものである。 日本の軍事大国化は、地域の平和を危うくするだけでなく、日本にとっても多くの危 険を含んでいる。 (了) |
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