コリアニュース №513(2013.8.20)
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朝鮮労働新聞「日本の軍国主義復活策動を警戒しなければならない」指摘
  719日付の「労働新聞」は論評で、去る8月15日、日本の極右団体である「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の 会」所属の国会議員が、集団的に靖国神社へ詰め掛けて焼香し、軍国主義亡霊を呼び起こす妄動にでたと糾弾した。

  同紙は、「日本の保守政治家の靖国神社参拝は今回が初めてではない。しかし、日本の敗戦日に 現職閣僚を含む数多くの政治家たちがこぞって参拝し、それを正当化する妄言を並べたのは、過去の侵略の歴史を公然と否定 するもので、危険な軍国主義復活策動であり、看過できない」と指摘した。

 また「過去の日本の侵略の歴史の象徴としてアジアの人々の恨みの対象になっている。靖国神 社への参拝は、侵略と戦争に対する日本人の態度を評価する基準であり、鋭敏な国際的政治問題となっている」としながら 「日本の政治家たちはこれを知りながらも、『政治家がとって当然の道理だ、義務だ』などという詭弁を弄し、靖国神社参拝 を強行した」と糾弾した。その目的については 「靖国神社参拝を 定例行事として伝統化することによって、戦犯らを「英雄」、「愛国者」に仕立て、日本人の中に軍国主義思想を吹き込もう とすることであり、これは本質的に、過去日本が『大東亜共栄圏』を唱えアジア諸国を闊歩した時代を再現しようということに他ならない」と暴露した。

 そして、同紙は「まさにこのために、日本の保守の政治家たちは国際社会の抗議と糾弾にもかかわらず、躍起になって靖国神社を参拝している」と非難した。

 最後に同紙は「 今後、軍国主義思想で 教育された日本人が過去の罪深い歴史を繰り返す方向に進まないという保証はどこにもない。アジアと世界の平和を本当に望 むのならば、日本の軍国主義復活策動に警戒を高める必要がある」と強調した。
祖国平和統一委員会「南朝鮮当局者らの極端な対決扇動を非難する」
  朝鮮の祖国平和統一委員会報道官は20日、 南朝鮮で「毎年恒例の訓練」との名のもとに大規模な「北侵戦争演習」である「乙支(ウルチ)・フリーダム・ガーディア ン」が19日から開始され、南朝鮮当局者たちは、政権発足後初め て「地下バンカー」と呼ばれる青瓦台(大統領府)国家危機管理状況室で国家安全保障会議(NSC)を開き、反共和国対決 と「北侵戦争態勢」を鼓吹する企てを行っていることに関連して「公然たる挑発行為」だと非難する談話を発表した。

 談話では 南朝鮮当局者が「南北関 係と周辺情勢の変化にかかわらず、自ら準備態勢を整えることが非常に重要だ」、「平和を望むならば戦争に備えよう」と公言したことに触れ、「せっかく北南関係改善に向けた対話の雰囲気に水を差し、平和を志向する流れに逆行する行為である」 とし、「民族の和解と統一を願う全民族の念願を無視し、対話相手を冒涜する許されない挑発行為だ」と糾弾した。

 また、「戦争と平和は両立できない」とした上で、「南朝鮮当局者らはわれわれの誠意と忍耐について判断を誤ってはいけない」と強調しながら「南朝鮮当局がわれわれとの対決を求めるならば、北南関係は再び悪化の原点に戻ることになる」と警告、「収拾できない破局的な結果を招くということを知るべきだ」と主張した。(了)
●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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