コリアニュース №520(2013.10.10)
印刷
朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマンの談話
 朝鮮外務省スポークスマンは2013年10月9日米・ 日・南朝鮮よる海上合同軍事演習を非難する談話を発表した。

以下はその全文。

今日、朝鮮半島の平和と安定を保障する ためのわれわれの真しな努力は重大な挑戦に直面している。

米国は朝鮮南海で日本、南朝鮮のかいら いと共にわが共和国に反対する海上合同軍事演習を行うことを計画し、原子力空母まで投入した。

事態の重大さは、米国の軍部当局者が南 朝鮮に入って軍事的対決と戦争熱をあおり、われわれを狙った「適合型抑止戦略」なるものを公式に発表した直後に、今回の 海上合同軍事演習が行われるというところにある。

世界最大の核兵器保有国である米国の核 の傘だけで満足せず、米国と南朝鮮のかいらいの通常兵力とミサイル防衛(MD)システムなど、あらゆる軍事力を総動員してわが共和国を力で圧殺すると いう「適合型抑止戦略」の本質とは、われわれに対する核戦争威嚇の増大であり、核先制打撃計画の完成を意味する。

このような状況で、米国が原子力空母ま で動員して行おうとしている危険極まりない海上合同軍事演習は、重大な軍事的挑発であり、われわれの平和努力にたいする 正面からの挑戦である。

われわれはいま緊張激化の悪循環を止 め、経済強国の建設と人民の生活向上に必要な平和的環境を整えるために積極的な努力を傾けている。

われわれは、対話と交渉を通じて朝鮮半 島の平和と安定を保障し、全朝鮮半島の非核化を実現しようとする念願から主動的にいろいろな対話提案も示し、去る8月、 米国が南朝鮮のかいらいと共に「乙支フリーダム・ガーディアン」合同軍事演習を強行したときにも最大限の自制力を発揮し た。

しかし、米国は、昨日は核戦略爆撃機を 導入し、今日は原子力空母を送り込むといった具合に、絶え間なく核戦争演習騒動を起こして情勢を極度に緊張させている。

この ような現実は、朝鮮半島で平和と安定を破壊し、緊張を激化させる張本人がまさに米国であるということを如実に実証している。

米国がわれわれの忍耐強い平和的努力に 逆行して引き続き人為的に緊張を激化させる目的は、核兵器をもったわれわれが経済的復興を遂げられないように妨害すると 同時に、アジア太平洋地域における軍事的覇権のための自らの兵力増強を合理化しようとするところにある。

このため米国は、前提条件のない対話と 交渉を通じて朝鮮半島の平和と安定を保障しようというわれわれの正当な要求は一切拒否し、軍事的挑発にのみしがみついて いる。

忍耐力にも限界がある。

われわれは、平和を願うが絶対に乞いは しないし、対話にも対決にもすべての準備がととのっている。

敵対勢力がいかに騒ぎ立てようと、われ われは自らが選択した道に沿って変わることなく進むであろうし、この地に必ずや強盛国家を築くであろう。

(了)
●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


是非アクセスしてご覧下さい