コリアニュース №531(2014.3.6)
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朝鮮外務省報道官、ケリー米国務長官を非難

 朝鮮外務省スポークスマンは、ケリー米国務長官が2月26日に朝鮮を「悪の巣窟」と非難し、翌日米国務省の「2013年国別人権実態報告書」の発表の際も誹謗中傷したことについて、3月1日朝鮮中央通信の記者の質問に答えて次のように述べた(要旨)。

これは、米国の対朝鮮敵対視政策のもう一つ生々しい表現である。

キム・ジョンウン第一書記による愛民政治と人民大衆第一主義が花咲くわが国の現実は、敵対感が体質化されている米国務長官の目には見えるわけがなくケリーのような敵対分子は見ようともしないだろう。

ケリーがわが国の制度を悪意をもって中傷するのは核問題をめぐっていくら圧迫を加えてもわが国がびくともせず常勝疾走していることから来る挫折感の表現であり敗北者の戯言に過ぎない。

かりにも国務長官であるならば他人に言い掛かりをつける前に「自由」と「民主主義」を標榜しながら国際法を無視し世界の随所で血生臭い殺りくを繰り返す人権不毛地である自国のアメリカについて何というべきかを考えてみるべきである。

朝鮮人民軍戦略軍、米国の不当な非難に反論し原則的立場を表明

朝鮮人民軍戦略軍スポークスマンは、同軍が実施したロケット発射訓練に対し、米国とその追従勢力が言い掛かりをつけ緊張を煽っていると非難しながら原則的立場を表明する談話を3月5日に発表した。

以下はその要旨。

2月21日から3月4日までわが戦略軍部隊は火力単位別に正常な訓練計画に沿ったロケット発射訓練を成功裏に行った。

発射されたロケットは東北方向へ若干の誤差もなく最も安全に飛行し設定された目標水域に正確に到達することで、かつてない最高水準の命中率を誇示した。

特にロケット発射の全過程を科学的に計算し飛行軌道と目標水域に対する事前の安全対策までしっかりと講じた上で行われたわが戦略軍・火力単位の今回の訓練は地域の平和と安全はもちろん国際航海の秩序と生態環境に何の影響も与えず順調に行われた。

しかし、わが国に対する敵意が骨の髄まで染付いている米国とその追従勢力は、われわれのロケットが大地を蹴って空高く舞い上がった瞬間から悪意に満ちた非難に明け暮れている。

このような事態と関連して朝鮮人民軍戦略軍は次のような原則的立場を内外に明らかにする。

1.米国とその追従勢力は、われわれの正正堂々たるロケット発射訓練に対し「挑発」だの「威嚇」だのとむやみに騒ぎ立ててはならない。

挑発について言うならば、それは米国が主導するわが国をターゲットにしている「キーリゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習ことであり、わが国を「最も閉鎖的な国」、「邪悪な国」だとけなすケリー国務長官の卑劣な妄言のことである。

2.米国とその追従勢力は、われわれのロケット発射を口実に緊張を激化させる愚かな行為にこれ以上固執してはならない。

今まで米国は、機会あるごとにとんでもない口実をもうけて朝鮮半島情勢を意図的に緊張・激化させてきた。

今回も米国とその追従勢力は、われわれのロケット発射訓練を口実に「イラン式制裁」、「より徹底した封鎖」を云々しながら再び緊張を激化させようとしている。

米国はわれわれの正常なロケット発射訓練を口実に侵略戦争演習の強度を高めて情勢を悪化させる無謀な行為が、これ以上黙認されることがないということをしっかりと知るべきだ。

3.米国とその追従勢力は、われわれのロケット発射訓練を契機にわが国の核問題にまで言い掛かりをつける愚かな詭弁をむやみに並べ立ててはならない。

わが国の核武力は米国とその追従勢力の「承認」を求めて保有したのではない。

それはあくまでも米国の度重なる核威嚇からわが朝鮮民族全体を守り、地域の平和と安全を維持するための自衛的宝剣である。

わが国に対する敵視政策が続く限り核抑制力を強化するわが軍と人民の闘いはより一層強化されることになるだろう。

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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