コリアニュース №532(2014.3.13)
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朝鮮の国家海事監督局スポークスマンリビアで発生した「朝鮮籍のタンカー事件」はわれわれと関係が無いと強調

 朝鮮民主主義人民共和国国家海事監督局スポークスマンは最近、リビアで発生した「朝鮮籍のタンカー事件」と関連して12日、朝鮮中央通信社記者が提起した質問に次のように述べた。

 去る8日、リビア政府は、われわれの朝鮮国籍のタンカー「モーニング・グローリー」号がリビアの個別武装集団と原油取引契約を結び、彼らが制圧、統制しているリビア東部の原油積み出し港に不法入港したとしながら、われわれに公式ルートを通じて、該当する対策を講じるよう求めてきた。

 タンカー「モーニング・グローリー」号は、エジプトのアレックスサンドリア「ゴールデン・イースト・ロジスティクス」の会社が管理運営する船で、去る2月末で同社が我々と締結した契約に基づき、6カ月間、わが国の国籍を臨時取得した。

 われわれは、リビア側の通報を受けた後、すぐにエジプトのアレックスサンドリア「ゴールデン・イースト・ロジスティクス」社側に契約内容に違反したことを強く追及し、原油を積むことなくタンカーを即時出航するよう要求した。

 それだけでなく、われわれは問題のタンカー「モーニング•グローリー」号が不法物資の輸送と戦争・紛争地域、自然災害地域の入港を絶対にしないという船舶の登録法、契約内容に違反したものであること、朝鮮国籍を取り消して、登録を削除し、すべての証明書が無効であることをリビア政府と国際海事機関の当該機関に公式に通報した。

 したがって、現在この船はわれわれとは全く関係がないし、われわれはこの船に関する一切の責任もない。

 問題は、一部のマスコミが「北朝鮮の船がリビアで不法に原油を購入しようとした」とか、「リビア政府軍が北朝鮮の国旗をつけたタンカーに発砲した」などと、事件を意図的にわれわれと結びつけながら騒いでいることである。

 一部の勢力がこの問題をわれわれと結びつけようと世論を欺いていることには、明らかにわが国の印象をおとしめようとする不純な政治的目的が潜んでいる。

 いかなる悪宣伝を流しても、わが国の尊厳を傷つけることは絶対に出来ないということをはっきりと認識しなければならない。

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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