コリアニュース №584(2015.3.3)
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朝鮮人民軍総参謀部スポークスマン声明:「わが革命武力は米帝とその追従勢力の無謀な戦争挑発策動に、ただ手をこまねいているだけではない」

朝鮮人民軍総参謀は3月2日から4月24日まで繰り広がれる無謀な米「韓」合同軍事演習「キー•リゾルブ」、「フォール・イーグル」が再び強行されたことに関して1日、スポークスマン声明を発表した。

(以下全文) 内外の厳しい抗議と糾弾にもかかわらず、米帝と南朝鮮傀儡は、3月2日から無謀な「キー·リゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習を再び強行した。

すでに演習に投入することになっている米帝侵略軍の陸、海、空軍作戦集団が南朝鮮とその周辺地域に機動展開され、米国の手先である南朝鮮傀儡軍の膨大な武力が完全な出撃態勢に入った。

ここに英国、フランス、オーストラリアとカナダをはじめとする追従国軍隊まで戦争の狂気に浮かれて合流している。

 4月24日まで続けられる今回の「キー·リゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習は、朝鮮半島有事の際、米帝侵略軍の迅速な投入と前方展開、「連合軍」武力による不意な先制攻撃とわれわれの首脳部の「除去」、「平壌占領」という目標を達成するための危険な北侵核戦争演習である。

事態の深刻さは、今回の北侵実戦演習がオバマが先日、やっきになってわれわれが選択した思想を去勢し、われわれが築いた制度を「崩壊」させることが、米国の政策目標だとためらいなく公言した後に敢行されていることである。

一言で「キー·リゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習は、われわれの自主権と尊厳に対する露骨な侵害であり、決して許すことのできない不純な敵対勢力の戦争挑発狂気である。

結局、米帝とその追従勢力が提唱している今回の戦争演習の「防御的性格」というものは、わが国に対する無謀な核先制攻撃の意思を覆い隠すための悪賢い外皮であり、「年次的」という饒舌は不意の北侵を隠蔽するための煙幕に過ぎない。

朝鮮半島の情勢は再び危機一発の険悪な戦争状況に陥っている。

緊迫した事態と関連して、朝鮮人民軍総参謀部は、次のような原則的立場を内外に明らかにする。

1.われわれの革命武力は米帝とその追従勢力の危険な北侵実戦演習がいったん開始された以上、それによる重大な事態を絶対に手をこまねいてばかりでいないであろう。

われわれはすでに、米帝の対朝鮮敵視政策がますます横暴になっている状況下で、われわれに対するオバマ一派の誹謗水位が高まるほど、われわれへの卑劣な制裁と圧迫の度が高まるほど、われわれを狙った侵略戦争演習規模と範囲が拡大されるほど、それに対処する超強硬措置を取ると世界に宣言した。

 強行されている今回の「キー·リゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習は、極端な状況に至った米帝の対朝鮮敵視政策が再び危険な実戦行動へと広がっていることを如実に示している。

演習の侵略性と攻撃的な性格が白日の下にさらされた以上、ただ手をこまねいているだけのわが軍隊ではない。

われわれの革命武力は口先だけではない。

米帝とその追従勢力は、わが革命武力の地上、海上、水中、空中、サイバー空間におけるすべての攻撃手段が常に指定された目標に照準を合わせ、発射直前の状態を維持していることを銘記すべきである。

2.わが革命武力が、わが領土、領空、領海に対する米帝とその追従勢力の些細な侵害も絶対に許さないことを知るべきである。

われわれはすでに、米帝とその追従勢力が通常兵器による侵略戦争をしかけてくれば、われわれ式の通常戦争で、核武力による侵略戦争を挑発するなら、われわれ式の強力な核攻撃戦で、サイバー戦による「崩壊」を企てるのならば、われわれ式の巧妙なサイバー戦で、米帝とその追従勢力の最終的な滅亡を早めるということが、われわれが選択した断固たる決意であると内外に宣言した。

この決心を実現するために世紀と年代を超え、複数の銃剣を研いできた、わが白頭山革命強軍である。

「キー·リゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習は、弁解の余地がない、わが自主権と尊厳に対する最も露骨な侵害であり厳重な軍事的挑発である。

もしわれわれの自主権が及ぶあらゆる場所に一発でも挑発の火花をふらせるならば、即座に報復攻撃にでるというのがわが革命武力のゆるぎない立場である。

3.米帝とその追従勢力は、平和の看板を掲げてくり広げる横暴無道で悪辣な侵略策動が、この世界では通じないことを知るべきである。

 主権国家の首都の「席巻」と首脳部「除去」を目的とした「キー·リゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習について、「防御的」、「年次的」と強弁する強盗がまさに米国である。

元々、米国の凶悪な本音は、世界を米国の思うがままにし米国式民主主義と市場経済が幅を利かせる一極世界を作り上げようということにある。

「キー·リゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習をはじめ、朝鮮半島とその周辺で、日を追うごとに甚だしく行われる米帝のすべての軍事的行動も、われわれだけを狙った侵略策動ではない。

幅広い大陸包囲網を形成して、米国の専横と独断だけが許される極東地域、アジア大陸をつくろうということが凶悪な米国の拡大された対朝鮮敵視政策の本音である。

これらの策動が朝鮮半島を含むこの世界で通じると考えるならば、それより愚かなことはない。

米帝の侵略的本性がますます非道なるほど、それに追従して余命をつなげようと南朝鮮の同族対決策動が深刻になるほど、それに追従する不純な敵対勢力の盲従盲動が甚だしいほど、わが革命武力は敵撃滅の銃剣をさらに高く掲げるだろう。

侵略と戦争を日常的に行う米帝とその追従勢力をさとす唯一の手段は、対話でも平和でもなく、ただ無慈悲な洗礼だけである。

わが革命武力は無謀にくり広げられている米帝とその追従勢力の危険な戦争騒動を高度の戦闘的緊張感を持って鋭く注視するであろう。

米帝侵略者と南朝鮮傀儡、その追従勢力は、「キー·リゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習を強行した対価が、どれほど取り返しのつかない結果をもたらすか、後悔し嘆くことになるだろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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