朝鮮中央通信によると、3月26日に日本の警察当局が朝鮮総聯の議長、副議長宅に不当な強制捜索を行ったことについて、4月7日現在、世界各国の18の団体、人士が声明及び談話を発表し、各国駐在の日本大使館に対する抗議を行っている。

　スイス朝鮮委員会は29日にスイス駐在日本大使館に抗議の手紙を送り、「今回の強制捜索は総聯と在日朝鮮人に対する耐えがたいテロ行為であり、民族的差別、人権侵害である。

朝鮮と日本の間に国交がない中で、総聯は共和国を代表する外交代表部的役割を果たしている。

われわれは日本政府が総聯弾圧について共和国に謝罪するよう強く求める」と主張した。

　また、スペインに本部を置く朝鮮親善協会は30日に発表した声明で、「日本の警察には総聯議長、副議長宅を強制捜索する何の権限も理由も根拠もなく、今回の強制捜索はただ総聯の印象を貶めるための狡猾な行為である。

日本は朝鮮に対するこのような行為に狂奔するのではなく、40年余りに及ぶ植民地統治と人権蹂躙行為について謝罪・賠償すべきである。

さもなければ日本は、近隣諸国から排斥されるだけでなく、みずからの行為によって高い代価を払うことになるだろう」と指摘した。

　声明・談話などを発表した各国の団体・人士は次の通り。

3/29 スイス朝鮮委員会、スイス駐在日本大使館に抗議の手紙 3/30 朝鮮親善協会、声明発表 エクアドル金正日図書館、チュチェ青年サークル、共同声明発表 ナイジェリア朝鮮親善協会声明発表 バングラデシュ共産党中央委員会総書記、談話発表 ブルガリア共産主義者同盟、声明発表 ブルガリア金日成・金正日主義研究サークル、声明発表 オーストリア金日成・金正日主義研究青年サークル、声明発表 英国先軍政治研究協会、英国チュチェ思想研究サークル、英国朝鮮親善協会、共同声明発表 ベニン「金正日将軍万歳」親睦会、チュチェ思想研究ベニン全国委員会、共同声明発表 3/31 オーストリア朝鮮の平和的統一のための労組連帯委員会、オーストリア駐在日本大使館に抗議の手紙 キルギスタン「キルギス・エル」人民統一共和国政党、キルギスタンチュチェ思想研究サークル、共同声明発表 朝鮮民主主義人民共和国との親善及び文化協調ロシア協会、声明発表 パキスタン労働連盟、声明発表 4/1 エチオピア金日成・金正日主義研究全国委員会、声明発表 タジキスタン共産党委員長、談話発表 バングラデシュ・朝鮮親善及び連帯委員会、声明発表 4/2 アジアアフリカ人民団結機構調整書記談話発表