コリアニュース №630(2015.11.24)
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朝鮮外務省スポークスマン:反共和国「人権決議案」を全面排撃する

 朝鮮外務省スポークスマンは21日、国連総会第70回会議3委員会で反共和国「人権決議案」が強行採択されたことに関する談話を発表した。

(以下、全文)  国連総会第70回会議3委員会で反共和国「人権決議案」が強硬採択された。

米国の企ての下、EUと日本が作成し提出した「決議案」なるものは、最初から最後まで虚偽と詐欺、悪意に満ちた誹謗中傷で一貫している。

われわれは米国の対朝鮮敵視政策の集中的表現であり、人権の政治化、選択性、二重基準の典型的実例である反共和国「人権決議案」を、われわれに対する極端な政治的挑発文書として断固全面排撃する。

今回の「決議案」の主要な発起国の偽善的正体とひどい現状の人権記録を見ると、他人にとやかく言う体面も資格もない。

世界最悪の人権不毛地帯であり人権蹂躙の本元である米国と、避難民に対する非人間的虐待を行っているEU、そして残虐非道な過去の人倫犯罪に対して、認定も謝罪も賠償もしていない日本のような国を被告席に引っ張り出すべきである。

このような勢力が、反共和国「決議案」の基礎としたいわゆる「資料」というものは、祖国と肉親に拭うことができない罪を犯して逃げた「脱北者」のような人間のクズが提供した、虚構極まりない嘘であり、その真相はすでに世界に幾度となく露わになった。

他人をけなす前に、現実を自らの目で見るべきである。

われわれは、烏合の衆のデタラメに耳を傾けずに、多くの国と人々が称賛し憧憬するわれわれの優れた人権保障制度と、人民重視、人民愛の施策が実施されているわれわれの人権の実情を直接見に来ればいいと、EUの人権担当全権代表と国連人権高等弁務官をはじめとする関係者を招請したし、人権分野での真剣な対話と協力を行う意志と雅量も示した。

にもかかわらず、到底納得できない政治的理由と何らかの外部的な要因を口実に、わが国の訪問を取り消したあげく、敵対勢力と共謀し、反共和国「決議案」を再び持ち出したEUの態度は、「人権擁護者」と自称する彼らの本心が何なのかを如実に示した。

今回の「決議案」の強行採択行為はわが制度の転覆を狙った、米国などの敵対勢力の執拗な「人権」謀略策動の本質と不当性を再び赤裸々に示したし、米国と西側に縛られ、公正性と中立性の原則をすべて捨てた、国連人権機構の弱々しい真の姿を一層さらけ出した。

われわれは人権分野における真剣な対話と協力を望むが、不純な政治目的の達成の為に、われわれの誠意と協力意志を意図的に無視し、圧迫し続けようとすることは絶対に許さない。

政治的混乱と流血の修羅場と化した中東をはじめとする様々な国々での悲劇的な事態は、「人権」と「民主主義」を口実に行われる内政干渉を許した代価が、どれほど深刻なのかを物語っている。

世界の様々な地域で起こっている悲惨な現実は、人権は国権であり、われわれ式の社会主義制度を転覆しようというあらゆる謀略策動にも強硬に対応するわれわれの立場が、どれほど正当であるのかを雄弁に実証している。

米国と西側の企ての下、国連が反共和国謀略舞台に成り下がっている条件で、われわれはそれに合った措置を強く求めていくだろう。

敵対勢力は反共和国「人権」謀略と陰謀策動に固執しても、得るものは何もないということをしっかりと知るべきである。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

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