朝鮮外務省のスポークスマンは、対話うんぬんという言葉が広がっていることに関連して12日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。
(以下、全文)
最近、米国の核戦争挑発策動によって朝鮮半島に一触即発の危険極まりない情勢が生じている中、一部で6者会談だの、非核化と平和協定締結の並行推進だの、という声が出ている。
現在の朝鮮半島の情勢がとうてい対話について考える雰囲気ではないということは、三尺童子にもわかる明々白々とした事実である。
史上類例のない侵略的な米国・南朝鮮合同軍事演習とそれに対処したわが軍隊の正々堂々たる自衛的措置によって、朝鮮半島にはただ鉄と鉄、火と火、核と核が衝突することだけが残っている。
対話とは、当事者間の相互尊重と平等を生命とする手段である。
われわれは、対話自体に反対しないが、不平等な対話は徹底的に排撃する。
一方的な圧力の下では絶対に対話をしないというのが、われわれの終始一貫した原則的な立場である。
対話と軍事的脅威、対話と制裁は決して両立しない。
制裁を加える目的が対話を実現するところにあるという寝言のような論理は、われわれに通じない。
米国の増大する敵対行為によって、われわれの核問題はすでに対話のテーブルから去って久しい。
われわれが打ち出した合同軍事演習中止対核実験中止の提案も、米国自らが拒否した状況下で、これ以上有効でなくなった。
すでに明らかにしたように、われわれの並進路線は世界の非核化が実現される時まで一日も中止することなく引き続き力強く進められるであろう。
朝鮮半島で解決されるべき焦眉の問題は、ほかならぬすべての問題発生の根源である米国の対朝鮮敵視政策の完全な終息である。
この問題が対話と交渉を通じて解決されるか、あるいは他の方法で解決されるかということは、すべて米国の態度如何にかかっている。
(了)
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