4月14日に九 州・熊本地方で大規模な地震が起った直後から、インターネット上で反朝鮮人ヘイト・スピーチが大々的に広がるという深刻な事実が 明らかになったことと関連し、21日、朝鮮外務省スポークスマンが談話を 発表した。
(以下、全文)
最近、日本の九州・熊本地方で大規模な地震が発生した後、朝鮮人に対する 日本の右翼反動勢力の民族排外主義策動が頭をもたげ悪らつに行われている。
インターネットに「朝鮮人が井戸に毒薬を投げ入れた」という荒唐無稽な記 事が載るかと思えば「朝鮮人の暴動に注意しろ」などの極端な民族的敵対心と嫌悪感を煽るデマが公然と流されている。
九州地方の大地震を契機にまたも繰り広げられている日本の極右反動勢力の 在日朝鮮人に対する卑劣な世論操作は、過去わが民族に植民地奴隷の運命を強要し、あらゆる不幸をもたらした日本の軍国主義の亡霊が未 だに徘徊している証拠であり、朝鮮総聯とわが国に対する許すことのできない愚弄であり、露骨な敵対行為である。
われわれは、今回の事件を1923年 の関東大震災時に起こった朝鮮人虐殺を再現しようという日本の反動勢力の悪意に満ちた謀略策動として断固糾弾する。
朝鮮総聯と在日朝鮮人に対する右翼反動勢力の妄動は、体質的に固執化した 日本政府の反共和国、反総聯策動の延長線で行われたもので、安倍政権のヒステリックな対朝鮮敵視政策の直接的所産である。
今、安倍政権は国家権力を総動員し、わが国の尊厳高き海外公民団体であ る朝鮮総聯と在日朝鮮人を差別し排斥する敵対行為を執拗に行っている。
日本当局は、幼稚で汚らわしい反共和国、反総聯策動を直ちに中止すべきで あり、在日朝鮮人の尊厳と人権に対する侵害を黙認、助長させる行為を止めるべきである。
日本がわれわれの警告に耳を傾けなければ、今後起こりうる重大な結果に対 するすべての責任を負うことになるだろう。
(了)
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