コリアニュース №667(2016.8.23)
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朝鮮外務省スポークスマン:侵略的な合同軍事演習が全面的に中止されない限り、地域の平和と安全について考えることはできない。

朝鮮外務省スポークスマンは22日、米国と南朝鮮が「乙支フリーダム・ガーディアン」合同軍事演習を強行したことに関連し談話を発表した。

(以下、全文)  米国が朝鮮半島でまたも一触即発の核戦争の危険を引き寄せている。

米国は22日から南朝鮮と日本など、海外基地に展開された数多くの米軍と南朝鮮傀儡軍兵力、そして膨大な戦争手段を動員し、わが国を狙った「乙支フリーダム・ガーディアン」合同軍事演習を強行する道に入った。

 米国が我々の度重なる警告にもかかわらず、南朝鮮の傀儡たちとくり広げる大規模で侵略的な合同軍事演習は徹頭徹尾、わが国に対する核先制攻撃を狙った深刻な軍事的挑発であり、地域の平和と安定に対する挑戦である。

 特に今回の軍事演習は、米国が朝鮮半島とその周辺に各種核戦略爆撃機と「THAAD」などの戦略資産を再び投入し、かつてなく不安定になっている朝鮮半島情勢を戦争勃発局面に追いやる許されざる犯罪行為である。

 米国が攻撃的で侵略的な合同軍事演習と武力増強策動を絶え間なく行い、情勢激化の悪循環を醸成する本心は、どうにかして昨年8月の事態のような最極端の情勢を再び醸成し、それを口実に南朝鮮により多くの戦略資産を引き入れ、米・日・南朝鮮による三角軍事同盟の形成を合理化し、この地域での軍事的支配権を維持しようというところにある。

 侵略的な米国と南朝鮮の合同軍事演習が全面的に中止されない限り、朝鮮半島と地域における緊張緩和や平和と安全保障について考えすらできない。

 我々は米国の恒常的な核威嚇から、我々の国家と制度を守るための自衛的措置として核武装の道を選択し、核武力強化を戦略的路線として定めた。

 米国によって強要されている核戦争の危険を強力な核抑止力にもとづいて根源的に終息させ、地域と世界の平和を守ることは、わが国政府の一貫した立場である。

 米国が絶え間なくくり広げている侵略的戦争演習をはじめとする対朝鮮敵視策動と核威嚇の諸要素は、わが軍隊と人民の断固で無慈悲な対応を免れないだろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

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