朝鮮外務省スポークスマンは11日、オバマ大統領が核弾頭爆発実験を非難する声明を発表したことに関連して、次のような談話を発表した。(以下、全文)
わが核兵器研究所の科学者、技術者たちが核弾頭の威力判定のための核爆発実験を成功裏に行ったことに当惑したオバマ一派が、われわれを「平和の破壊者」と罵倒しながら制裁圧迫の雰囲気を鼓吹し、自分たちの対朝鮮政策の失敗を覆い隠すため愚かな策動を行っている。
9月9日、オバマが直接出てきて今回の核弾頭爆発実験を平和と安全に対する「脅威」と「挑発」、国際的な行動規範に対する「無視」と言いがかりをつけながら、われわれを核保有国として絶対に認めないであろうし、追加的な重大措置を講じるために国際社会と協力するという内容の「声明」を発表した。
核弾頭爆発実験は米国をはじめとする敵対勢力の核戦争威嚇と制裁騒動に対する実際的な対応措置の一環として、敵対勢力がわれわれに挑発するならわれわれも真っ向から立ち向かう準備ができているという超強硬意志の誇示である。
われわれは、米国の度重なる核威嚇と恐喝からわれわれの自主権と生存権、平和を守るために並進路線を高く掲げており、われわれの今回の核弾頭爆発実験も並進路線を貫徹する一工程にすぎない。
退任を控えたオバマ一派は、われわれの核攻撃能力が時々刻々と強化される結果だけを招いたみずからの対朝鮮政策の総破綻によって、いま国内外の嵐のような非難を受けてもがき苦しんでいる。
オバマの今回の「声明」発表には、われわれを核保有に強く追いやった責任を回避し世界の面前で薄っぺらになった自分たちのメンツを少しで保とうとする下心がある。
米国こそわれわれの核弾頭開発を後押しした張本人であり、過去数十年間毎日のようにわれわれを恒常的に圧迫してきた米国の核の脅威と恐喝は、われわれをここまで追いやる原動力になった。
オバマが堂々とした核保有国としてのわが共和国の戦略的地位を是が非でも否定しようとしているのは、手の平で太陽を遮ってみようとすることと同じ愚行に他ならない。
「戦略的忍耐」政策が完全に破たんし、引っ越しの荷物をまとめる日が近づいている今になっても、無意味な制裁の戯言をぬかして東奔西走するオバマ一派の行動こそ、この上なく馬鹿げていて笑いが止まらない。
すでに明らかにした通り、米国の度重なる核戦争威嚇からわれわれの尊厳と生存権を守り、真の平和を守るための国家的核武力の質量的強化措置は続くであろう。
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