国連安保理が1日、またもや朝鮮に対する不当な「制裁決議」を採択したことと関連し、同日、朝鮮外務省スポークスマンは談話を発表した。
(以下、全文)
国連安全保障理事会が去る9月に行われたわれわれの核弾頭爆発実験に言いがかりをつける「制裁決議」を仕立て上げた。
これは、米国の手のひらに乗せられている安全保障理事会が自らの権能を越え、わが国の自主権を否定したもう一つの越権行為、主権侵害行為として、われわれはこれを強く糾弾し全面排撃する。
すでに明らかにしたように去る9月にわれわれが成功裏に行った核弾頭爆発実験は、わが国家の自衛的権利行使に悪辣に言いがかりをつける米国をはじめとする敵対勢力の核威嚇と制裁騒動に対する実際的な対応措置の一環であり、敵がわれわれに手出しするのであれば迎え撃つ準備ができているというわが軍隊と人民の超強硬意思の誇示である。
国連安全保障理事会は、核実験を含む国防力強化措置である主権国家の自衛権行使を禁止する、どのような権限もなく、国連憲章と国際法典にも核実験が国際平和と安全に脅威になるとの規定はない。
今まで、すべての常任理事国を含む多くの国々が核実験とロケット発射を数千回行ったが、国連安全保障理事会が禁止したことは一度もない。
非同盟諸国をはじめとする全般的な国連加盟国が、国際法の上に君臨し、列強の政治的道具として盗用されている国連安全保障理事会を、至急改革することを切実に要求している理由はここにある。
法治ではなく、力と強権で左右される現在の国際関係において、国家の自主権を守るためには力が必要であり、敵対勢力の核威嚇には核で対応せざるをえない。
われわれが核武装を国家路線として掲げ、万難を克服しながら強力な抑止力を備えたことが、どれほど賢明で正当な選択だったということが現実として証明されている。
オバマとその手下どもが卑劣な制裁圧迫で、わが国の核武装路線を放棄させ、核強国の地位を崩せると考えているのであれば、それより大きな誤算はない。
われわれは、安保理など相手にせず、みずからが選択した正義の道を一層力強く進むだろう。
われわれの自主権と生存権、発展権を全面否定した今回の「制裁決議」は、われわれのより強力な自衛的対応措置を招くことになろう。
制裁は必然的に緊張激化のみをもたらすであろうし、朝鮮半島と地域情勢が統制不能の状態に陥る場合、その責任は「制裁決議」の首謀者である米国が全的に取ることになる。
(了)
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