朝鮮外務省スポークスマンは8日、米国が最終段階に入った朝鮮の大陸間弾道ロケット試験発射準備に言い掛かりをつけていることについて、朝鮮中央通信社記者の質問につぎのように答えた。
(以下、全文)
われわれの大陸間弾道ロケット開発は米国の日増しに悪らつになる核戦争脅威に対処した自衛的国防力強化の一環である。
ところが米国は盗人猛々しくも、われわれの正々堂々たるロケット発射準備を「挑発」や「威嚇」などと罵倒し、制裁強化について騒ぎ立てている。
5日、米国務省副長官は北朝鮮の脅威が甚だしい水準に達しているだの、米国にどのような行政府が発足しても北朝鮮に対する制裁圧力は、いままでどおり続くだろうと妄言を吐いた。
オバマ一派の圧迫騒動に、野次馬のような専門家や一部保守メディアまで迎合し口出ししている。
改めて明らかにするが、われわれを大陸間弾道ロケット開発へと進ませた張本人は、数十年間の長きに渡り、われわれの自主権と生存権を抹殺するための時代錯誤的な敵視政策に悪らつに追及してきた米国である。
われわれは前代未聞の制裁圧力の中でも、誰の助けも借りず自強力に基づいて常識外れの速度で核兵器の高度化を進め水爆を開発し、標準化、規格化された核弾頭まで保有した。
大陸間弾道ロケットはわが最高首脳部の決心によって、何時でも、何処からでも発射されることになろう。
敬愛する金正恩同志は、米国とその追従勢力による核の脅威と恐喝が続く限り、また、われわれの門前で「例年」というベールを被った戦争演習を止めない限り、核武力を中枢とする自衛的国防力と先制攻撃能力を強化しつづける言明した。
誰であれ、われわれを相手にするにはまず、われわれをしっかりと認識し、新しい思考方式を持つべきである。
(了)
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