コリアニュース №685(2017.3.6)
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朝鮮外務省スポークスマン談話:「朝鮮半島と地域の平和と安定を守るための唯一の方法は力の均衡を成し遂げること」

朝鮮外務省スポークスマンは米国と南朝鮮が危険極まりない合同軍事演習を強行したここと関連し4日、以下のような談話を発表した。(全文) われわれの度重なる警告にもかかわらず米国は、とうとう南朝鮮傀儡とともにわれわれに反対する侵略的な合同軍事演習をくり広げた。

米国が南朝鮮で強行している合同軍事演習は、朝鮮半島と東北アジアに核の惨禍をもたらそうとする最も露骨な核戦争策動である。

史上最大規模で行われる今回の合同軍事演習では、米原子力空母は言うまでもなく、原子力潜水艦、核戦略爆撃機、ステルス戦闘機など各種の戦略資産が大量に動員され、われわれに対する不意の核先制攻撃計画に従った実動訓練を繰り広げることになっている。

敵が南朝鮮とその周辺水域に数多くの核攻撃手段と膨大な侵略武力を持ち込んで行っている戦争演習騒動がいつ実戦に移るかわからず、それによって朝鮮半島情勢はまたもや核戦争勃発の瀬戸際を突っ走っている。

米国の核戦争演習策動は、最近、われわれの核戦力強化に言い掛かりをつけ史上最悪の政治経済的制裁・圧迫騒動に執着している中で強行されることで、いっそう危険なものになっている。

敵の無謀な核戦争騒動と関連し、わが革命武力はすでに宣布した通り、それに超強硬対応措置で立ち向かうであろうし、敵がわが共和国の自主権が行使される領域にただの一点の火花でも飛ばすなら、即時に無慈悲な軍事的対応が開始されるということ、米帝の対朝鮮敵視政策に同調して無分別に今回の戦争練習に飛び込んだ追従勢力も、われわれの打撃目標になるという原則的な立場を明らかにした。

米国はあたかも「キー・リゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習の強行が、われわれの核保有のせいであるかのように世論をミスリードしているが、それは黒を見て白という詭弁である。

米国の侵略的な合同軍事演習と核威嚇策動は、われわれが核を保有するはるか以前から止めどなく行われてきた。 米国の極端な対朝鮮敵視政策と合同軍事演習をはじめとする核の威嚇と恐喝、核武力増強策動こそ、われわれに自衛的な核攻撃能力を持たせ、それを高度に強化せざる得なくした根本要因である。

現実は米国とその追従勢力の核威嚇と恐喝に対処し、朝鮮半島と地域の平和と安定を守るための唯一の方法は、侵略者、挑発者を無慈悲に掃き捨てることができる核武力を、質量的に一層強化し、力の均衡を成し遂げることのみであるということをはっきりと示している。 われわれは、米国に新たに登場した行政府が「力による平和」を唱え、共和国に対する軍事的圧迫と侵略企図を露わにしていることに対し、絶対に袖手傍観しないであろう。

米国が醸成してきた核戦争の危険を根源的に終息させるために、戦略的核戦力を中枢とする自衛的抑止力をいっそう磐石に固め、侵略者がほんの少しでも発砲するなら断固たる報復打撃で容赦なく粉砕するという朝鮮の軍隊と人民の意志は確固不動である。(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

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