コリアニュース №686(2017.3.9)
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朝鮮外務省スポークスマン、国連安全保障理事会の公報文を全面排撃

朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマンは、米国と追従勢力が朝鮮人民軍の弾道ロケット発射訓練を問題視しようと策動していることと関連して、3月8日朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

(全文) 今回の朝鮮人民軍・戦略軍の火星砲兵部隊による弾道ロケット発射訓練は、日増しに凶悪化する米国と敵対勢力の核戦争策動を断固粉砕し、祖国と民族の安全をしっかりと守るためのわが軍隊の通常訓練である。

現在、米国と南朝鮮傀儡はわが国を核兵器で先制打撃するための合同軍事演習を強行し、朝鮮半島の平和と安定を破壊し情勢を核戦争の瀬戸際に追い込んでいる。

いつ実戦に拡大するかわからない、きわどい情勢の要求にしたがって高度の攻撃準備態勢を維持し、侵略者を無慈悲に一掃できる強力な抑止力をあらゆる面で固めていくことは、主権国家の正当な自衛的権利である。

にもかかわらず米国と敵対勢力は、莫大な戦略資産と膨大な武力を動員し、わが国を核先制打撃するための実戦訓練を公然と広げておきながら、むしろ国連安全保障理事会を動員してわが軍隊の通常訓練を「脅威」に仕立上げる公報文なるものを発表したのは、盗人と猛々しい行為である。

われわれは、主権国家の自衛的権利を乱暴に蹂躙した国連安全保障理事会の公報文を全面排撃する。

米国が南朝鮮と共に史上最大規模でくり広げている核戦争演習こそ、われわれを超強硬行動に追いやる根源であるということが、公正な国際社会の一致した評価である。

われわれは朝鮮半島の平和と安定を破壊し、地域の情勢を激化させる合同軍事演習の危険性について、すでに何度も明らかにし今回もそれについて国連安全保障理事会に提訴した。

われわれの合同軍事演習提訴と米国と追従勢力の不純な動きにどう対処するかは、国際平和と安全保障を使命とする国連安全保障理事会がみずからの責任を果たせるか否かを国際社会に示す明確なきっかけになろう。

わが軍隊はすでに明らかにしたように、米国と南朝鮮がわが国の自主権が行使される領域に一点の火花でも落とした場合、核弾頭を装着したすべての火星砲で挑発の本拠地を生存不能にまで焦土化し、祖国の安全と人民の幸福を立派に守るであろう。

われわれは必ずわれわれの力で、わが国の平和と安全を守り、世界の平和と安定にも積極的に貢献していくであろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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