コリアニュース №692(2017.3.30)
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朝鮮外務省スポークスマン談話 核戦略資産と特殊作戦部隊の先制攻撃を防ぐ道は先制攻撃のみ

 朝鮮外務省スポークスマンは29日、米国と南朝鮮の北侵先制攻撃演習が放置できない危険な段階に至っているとして談話を発表した。(以下、全文)  米国が白黒を置き換え、朝鮮半島情勢を一層極端に追いやっている。  27日、米国務省スポークスマンは無道極まりない米帝と南朝鮮傀儡の「特殊作戦」に対処した朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンの警告を「挑発的行動」、「扇動的言辞」と悪辣な言いがかりをつけた。  朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンが明らかにしたように、今回の警告は現在の情勢がこれ以上放置できない段階に至り、特大型の挑発者たちを打ち砕く正々堂々たる自衛的措置である。  数十万の侵略武力と核戦略資産を動員し、合同軍事演習を繰り広げながら、主権国家の「首脳部除去」の「斬首作戦」と、核・ロケット基地に対する「先制打撃」作戦を基本とする「特殊作戦訓練」を行う米国の本心がどこにあるかは明白である。 米国は、自らの合同軍事演習は透明性があると正当化しているが、それは荒唐無稽な詭弁である。

今回、有事の際、相対側に密かに浸透し、指揮部を除去する任務を担った米国の特殊作戦部隊が、泥棒猫のようにわが領空近くにもぐり込み精密爆撃訓練を行ったが、そこに果たして透明性があるというのか。米国の透明性とは結局、白昼にも強盗をはばかることがないという暴言である。

朝鮮人民軍総参謀部は、われわれの最高尊厳を狙った米国の「特殊作戦」が明白になり、危険千万な「先制打撃」の企図まで露わになった以上、われわれ式の先制的な特殊作戦、先制打撃戦で、その全ての策動を無慈悲に粉砕する立場を明らかにした。

戦略的縦深が深くないわが国において、米国の先端核戦略資産と特殊作戦部隊の不意の先制攻撃を防ぎ、自らを守る道は断固たる先制攻撃だけである。

米国が核による威嚇と恐喝を強めるだけではあきたらず、われわれの最高首脳部と主要戦略基地を「特殊作戦」で除去すると宣布した以上、われわれが先制打撃で対応するのは、あまりにも当然な自衛権の行使である。

猟銃を持っていながら、牙を研ぎ飛びついてくる狼の群れ前で、その牙に噛みつかれるまでじっと座って待つことはできない。

すでに、どちらか一方が他方に先制打撃を云々しながら何かを強要していた時代は永遠に過ぎ去った。

われわれは米国が望む如何なる戦争にも対応する意志と能力を持っており、任意の攻撃方式に対処するすべての準備ができている。

今わが軍隊は殲滅の砲門を開き、核打撃武装の照準器で米国を注視しており、些細な動きでもあれば、その機会を米帝国主義の悲惨な壊滅につないでいく一念で胸を燃やしている。

米国の無分別な軍事的冒険によって、戦争の危険が重く垂れこんだ現在の朝鮮半島情勢は、多くの問題の根源がどこにあるかをはっきりと示している。

今後朝鮮半島で戦争が起きれば、その責任は誰が先制攻撃したかにかかわらず、われわれに対する敵視政策を絶えず強化し、おびただしい核戦略資産と特殊作戦手段を引き入れ、火元をつついた米国が負うことになるであろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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