朝鮮外務省スポークスマンは19日、米国が国際的な反共和国制裁圧迫の雰囲気を醸成しようとしていることと関連し、以下のような談話を発表した。
(全文)
米国がわれわれの地対地・中長距離戦略ロケット「火星-12」型の試験発射に言いがかりをつけ、国際的な反共和国制裁圧迫の雰囲気を醸成しようとあがいている。
滑稽なのは、米国とその追従勢力が、20国余りの国と国際機構がわれわれの弾道ロケット発射を糾弾しているとしながら、いかにも自らの反共和国策動が国際的な支持を得ているかのごとく喧伝していることである。
これは白を黒という卑劣な謀略策動である。
今、敵対勢力が騒いでいるよりも何倍もの多くの国が、朝鮮半島と地域の情勢を激化させ、われわれを核武力強化に追いやった米国の対朝鮮敵視政策と狂乱的な合同軍事演習、核による威嚇と恐喝と軍事的冒険を反対している。
最近行われた国連安全保障理事会緊急会議で米国代表が、一部の国々は、米国が北朝鮮を威嚇していると事実をミスリードしていると愚痴ること自体、窮地に追い込まれてもがいている米国の現状をそのまま反証している。
米国がいくらあがいても、地域と世界の平和と安全を破壊する侵略者、挑発者としての犯罪的正体を絶対に覆い隠すことはできない。
自主と正義を志向する国際的な民心を前に、嘘とでっち上げが通じなくなるや、トランプ政権内の一部の狂信者たちは、他国が「北朝鮮を支持するのか、米国を支持するのか決定を下せ、北朝鮮を支持する国や団体、個人も徹底して制裁する、国際機構であれ問題視するだろう」とし、国連の上に君臨して無法に振舞っている。
このような暴言は、米国を支持しない国は米国の敵だと叫んでいた無知で粗暴なブッシュを連想させる。
要するにこれは、世界のすべての国が米国の意思に服従するか、さもなければ制裁圧迫の対象になるという強盗の論理であり、米国が騒いでいる「国際社会の総意」なるものが、どのような形で企てられているかを赤裸々に示している。
国際舞台でこのような強権と専横が許されるなら、主権国家の自主的発展も、真正な国際正義も実現されず、世界は米国という強盗が勝手に牛耳る不毛地帯と化してしまうだろう。
朝鮮半島における緊張激化の根源を根こそぎにし、真正な国際的民心と正義を踏みにじる横暴無道な輩を統制するために握ったのが、われわれの核の宝剣である。
米国が国際的世論をミスリードし、われわれに対する無謀は圧迫の度数を高めるほど、正義の核抑止力を押し固めるわれわれの根気強い努力も一層強化されるだろう。
(了)
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