コリアニュース №702(2017.7.8)
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朝鮮外務省スポークスマン談話:米国に大小の「プレゼント」を送りづづける。

朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマンは7日、米国が大陸間弾道ミサイル「火星-14」型の試射成功に言いがかりをつけ対朝鮮制裁を一層強化しようとしているとして、以下のように談話を発表した。

(全文) 去る4日、われわれの国家核武力完成の最終関門である、大陸間弾道ミサイル「火星-14」型の試験発射が成功裏に行われた。

大陸間弾道ミサイル「火星-14」型の試験発射が一度で成功したことは、半世紀以上にわたる熾烈な反帝反米対決戦で、わが軍隊と人民が成し遂げた輝かしい勝利であり、朝鮮半島と地域の平和と安全をしっかりと守れる頼もしい担保を備えた一大快挙である。

しかし、米国はわれわれの大陸間弾道ミサイルの試験発射を「世界的な脅威」としながら、われわれに対する国際的な制裁と圧迫の強度を最大限に高めようとしている。

はっきりさせておくが、われわれの大陸間弾道ミサイル開発は世紀にわたって長期間続いてきた米国の対朝鮮敵視政策と核戦争脅威を根源的に終息させるための自衛的な選択である。

この世に核兵器を保有した国が数ヶ国あるが、われわれに恒常的な核威嚇と恐喝を敢行している国は唯一、米国だけである。

われわれの核問題、弾道ミサイル問題は徹頭徹尾、朝米間の問題であり、今回の大陸間弾道ミサイルの発射は他国ではなく、まさに米国に送る「プレゼント」である。

歴代の大陸間弾道ミサイル保有国の中で、われわれのようにその開発と試験発射を透明にしてきた国はない。

われわれは加重する米国の核による威嚇と恐喝に対処した、不可避な選択として大陸間弾道ミサイル開発を公式に宣布し、エンジンの燃焼試験から、地上噴出試験、試験発射に至るすべての工程と戦術・技術的諸元、技術的特性など鋭敏な問題まですべて公開した。

これは、われわれの大陸間弾道ミサイルが、他国を不意に攻撃し世界制覇を実現しようという野望の下に、極秘裏に開発している米国の侵略戦争装備とはその性格がまったく違う徹底した核戦争抑止力だからである。

にもかかわらず、われわれの正々堂々たる自衛的選択を「世界的な脅威」と言いがかりをつけ、それを防ぐための「全世界的な行動」を云々すること自体、他者を犠牲にして実利を得ようというトランプ式「米国第一主義」の赤裸々な表現である。

自分の気に障るからといって、主権国家に反対するよう全世界を動員しようという強盗的下心は、まともな人々、自主的な国々には絶対に通用しない。

 大陸間弾道ミサイル「火星-14」型試験発射の完全成功で、われわれの国家的核武力の戦争抑止効果は比べものにならないほど大きくなり、これによって朝鮮半島と地域の平和と安全は一層頼もしく担保されるようになった。

われわれが米国の心臓部を思うままに打撃できるということが物理的に誇示されたことにより、米国はわれわれを打ちのめす考えをすることが難しくなった。

まさにここに、われわれが敵対勢力の執拗な圧迫と制裁の中でも、新たな並進路線の旗印を高く掲げ強力な戦争抑止力をあらゆる方面で強固にしてきたことの世界史的意義がある。

弱肉強食の法則が支配する今日の厳酷な世界で自らを守り民族の尊厳を守る道は、唯一この道だけである。

米国のわれわれを見る戦略的視角が根本的に変わるべきであり、米国はすみやかに対朝鮮敵視政策を放棄し、われわれに対する核威嚇と恐喝に終止符を打つべきである。

 敬愛する最高指導者金正恩同志が明らかにしたように、米国の対朝鮮敵視政策と核威嚇が根源的に清算されない限り、われわれはどのような場合でも、弾道ミサイルを交渉のテーブルに上げないであろうし、われわれが選択した核武力強化の道から一寸たりとも退かないだろう。

米国が、非常に高まったわが国の総合的国力と戦略的地位を制裁や圧迫で崩そうとするほど、われわれは米国に大小の「プレゼント」を送り続けるだろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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