朝鮮外務省は30日、大陸間弾道ロケット「火星-14」型の2回目の発射実験成功に際し、次のような談話を発表した。
(以下、全文)
7月28日に行われた大陸間弾道ロケット「火星-14」型の第2次試験発射の大成功は、チュチェの核強国、世界のロケット盟主国としてのわが国の自主的尊厳と威容を再び世界に誇示した壮快な勝利である。
今回の試験発射を通じて、任意の地域と場所で任意の時間に大陸間弾道ロケットを奇襲発射できる能力が誇示され、米本土全域がわれわれの射程圏の中にあるということが明確に立証された。
われわれが今回あえて大陸間弾道ロケットの最大距離模擬試験発射を行ったのは、最近分別なくわが国に反対する制裁・圧迫騒動に狂騒し、味気ないラッパを吹いている米国に厳重な警告を発するためである。
われわれの成功的な大陸間弾道ロケットの第2次試験発射を注視したと思われる米国の政策立案者たちは、わが国家に言掛りをつける日には、米国という侵略国家も無事でいられないということを真剣に理解したであろう。
わが国を対する米国の空虚な戦争ラッパや極端な制裁威嚇は、われわれをより一層覚醒奮起させ、核兵器保有の名分だけを与えている。
米帝国主義の野獣らによってこの地で残酷な戦乱を体験したわが人民にとって、国家防衛のため偉力ある戦争抑制力は、必須不可欠の戦略的選択であり、何があっても後戻りできず、何ものにも変えることはできない貴重な戦略資産である。
半世紀をはるかに越える長い歳月の中、血なまぐさい侵略戦争と極悪非道な敵視策動でわが人民に不幸と苦痛を強要してきた米国が、われわれの度重なる警告にもかかわらず、この地に再び悪臭面を突き出し核の棍棒を振り回し、間抜けな悪戯を続けるなら、われわれは今まで一つ一つ見せてきた核戦略武力でしっかりとその悪癖を直すであろう。
米国は、世界的核強国、ロケット強国に飛躍したわが国の戦略的地位とわが軍隊と人民の敵撃滅の報復意志を直視し、われわれを害しようとする愚かな妄想を捨てるべきである。
万一米国が、まともな精神状態に戻ることができず、われわれに反対する軍事的冒険と「超強度制裁」策動に固執するなら、われわれはすでに明らかにしたように、断固たる正義の行動で応えるであろう。
(了)
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