コリアニュース №706(2017.8.2)
印刷
朝鮮外務省スポークスマン談話:「米国の制裁が世界の至る所で糾弾と排撃を受けているのは当然」

 朝鮮外務省のスポークスマンは、最近、世界各国を相手に起こしている米国の制裁騒動が国際的な反発に直面しているとして、1日朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

 最近、米議会でわが国とロシアとイランを標的にした新たな「制裁法案」が採択されたことに対する国際的な反発が大きくなっている。

 ロシアは、米国の横暴かつ乱暴な行為に致命的な反撃を加えるという立場を明らかにし、イランは米議会の今回の制裁法案採択を自国に対する完全な敵対行為と規定し、それに対処して報復措置法案を採択するとして対応している。

 ドイツ、オーストリア、フランスをはじめとするEU諸国も、米国の対ロシア制裁を非難し、「米国第一主義」のために欧州の利益が犠牲になるのを許容できないという強硬な立場を取っている。

一方、中国とベネズエラも米国の制裁威嚇の度合いが高まっていることに強く反発している。

 中国は、米国の対中国「セカンダリー・サンクション(第2次制裁)」が中米間に重大な摩擦を招くと警告し、ベネズエラ大統領は米国が自国に加えようとする制裁に断固たる対抗措置を取ると言明した。

世界各国を相手に起こしている米国の制裁騒動は徹頭徹尾、みずからの利害関係を実現するための破廉恥な手段である。

エネルギー市場の確保と輸出拡大などを通じた「自国経済活性化」を目標にしている米国の制裁は、ライバル国はもちろん、同盟国や友邦国の利益もためらいなしに侵害している。

米国の制裁がその無法さと破廉恥さによって世界の至る所で糾弾と排撃を受けているのはあまりにも当然である。

世界は、みずからの利害関係だけを追求しながら、時を選ばず、主権国家に制裁の棍棒を振り回す米国のごろつき行為を容認してはならない。

米国がヒステリックに執着している対朝鮮制裁策動も本質上、米国の侵略的なアジア太平洋支配戦略と世界制覇への野望に従ったものである。

わが国を対する米国の極端な制裁威嚇は、われわれをいっそう覚醒・奮起させ自力自強の威力で社会主義強国をうち建てるというわが人民の意志を百千倍に固めるだけである。

米国は、わが国の総合的国力と戦略的地位が新たな高みにのし上がった現実を直視して軽挙妄動してはならない。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


是非アクセスしてご覧下さい