コリアニュース №707(2017.8.4)
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朝鮮外務省スポークスマン:「米国は勝算のない対朝鮮制裁策動に力を浪費するのではなく、米国本土の安全を担保する方法が何なのか熟考すべきである」

朝鮮外務省スポークスマンは3日、トランプ米大統領が新たな「制裁法」に署名しことに関し、朝鮮通信社記者の質問に次のように答えた。

(全文) 2日、米大統領トランプが国会で通過した「制裁を通じた米国の敵性国家に対する対応方案」に署名した。

これによって、わが国とロシア、イランに対する米国の追加制裁が正式な法として採択された。

 米国がねつ造した反共和国制裁法は、われわれの多発的で連発的な核武力高度化措置に仰天した者たちの断末魔的あがきにすぎない。

 何かにつけて主権国家に対する制裁法をねつ造し、制裁の棍棒を振りかざす米国の策動は、国際法的にも到底許されない、ならず者の行為である。

 今回、米国が再び主権国家に対する単独制裁法をねつ造したことは、国連憲章と国際法に全面的に挑戦し、自分たちの国内法を国際関係に適用しようという犯罪行為である。

 したがって、われわれは米国の「単独制裁」を強く糾弾排撃する。

また、世界のすべての国々もやはり、米国の不法無法の強盗的行為に対して深思熟考すべきである。

 半世紀以上にわたる過酷な制裁の中でも、われわれが原爆と水爆とともに、大陸間弾道ミサイルまでつくった現実とその秘訣を、米国の立法者たちが未だに理解することができず、無分別に振る舞っているのを見ると哀れでならない。

米国の制裁騒動が他国には通じるかもわからないが、われわれには絶対に通じない。

 千里慧眼の英知と非凡な指導力、無類の胆力を備えた敬愛する最高指導者・金正日同志が、わが革命の先頭に立っており、千万軍民の一心団結、偉大な自強力によって、わが国は勝利に勝利だけを重ねている。

 米国の制裁策動は指導者の周りに固く団結した、わが軍隊と人民の不屈の精神力と自力自強の無尽蔵の力を倍加させ、わが国防力が一層強化される結果だけをもたらした。

 われわれが最近行った大陸間弾道ミサイル「火星-14」型第2次試験発射は、われわれとの全面対決で敗北だけを繰り返し、分別なく振る舞っている米国に送る厳重な警告である。

 わが国を相手にした米国の横柄な戦争ラッパや極端な制裁威嚇は、われわれを一層覚醒・奮起させ、核兵器保有の名分だけを与えている。

 非常に高まったわが国の総合的国力と戦略的地位を、制裁騒動で崩そうという米国の政治家たちの時代錯誤的な妄想は米国内でもあざ笑われている。

 米国の対朝鮮制裁策動を糾弾する代わりに、われわれの核兵器高度化措置の名分を一層強化させている、米国の制裁騒動に同調する国々は、結局、朝鮮半島の情勢激化を煽っている国としか見ることができない。

 米国は勝算のない対朝鮮制裁策動に力を浪費するのではなく、米国本土の安全を担保する方法がはたして何なのか熟考すべきである。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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