去る21日、米国はわが国を「テロ支援国」リストに再びのせる醜態を演じた。
トランプが国連の舞台でわが国家の絶滅を言い放ったのに続いて今回、われわれに「テロ支援国」のレッテルを貼りつけたのは、尊厳あるわが国家に対する重大な挑発であり、乱暴な侵害である。
米国は、1979年から自分らに従順でない国々に「テロ支援国」のレッテルを貼ってきたが、わが国に対しては1988年1月に「テロ支援国」のレッテルを貼り2008年10月に削除したことがある。
米国が「テロ支援国」リストから自らの圧力に屈したイラクとリビアを削除し、両国関係の正常化の一環としてキューバを削除したことを見ただけでも、「テロ支援国」のレッテルなるものが自分らの利益にしたがって貼り付けたり剥がしたりするアメリカ式強権の道具にすぎないことが明白に知られることとなった。
あらゆるテロの元凶である米国が自国内のテロも防げない状態で、「国際テロ裁判官」にもなったかのように他の主権国家に「テロ支援国」のレッテルを貼ったり、削除したりすること自体が道理に合わず、世界の平和と安全に対する愚弄である。
米国の「テロ支援国」指定劇は、自分らに服従しない自主的な国々を圧殺するための白昼強盗さながらの手口の一つであり、自分らの無能力を覆い隠すための看板にすぎない。
国際的正義と平和を大事にしているわが国政府は、あらゆる形態のテロとそれに対する如何なる支援にも反対するという一貫した立場を堅持している。
このため、われわれは責任ある核保有国として国際社会の前に担った核非拡散義務を誠実に履行することを公言したのである。
われわれは「テロ」とは縁がないが、米国がわれわれに「テロ」のレッテルを貼ったことなど意に介さない。
米国は今回、われわれを「テロ支援国」に再指定しながら、「不法な北朝鮮の核・弾道ミサイル計画」に投入される不法資金を遮断するという美名の下で対朝鮮追加制裁発表劇を演じた。
われわれの核は、半世紀以上にわたって続いてきた米国の極悪非道な対朝鮮敵視政策とわれわれに対する核威嚇に対処してわれわれの自主権と生存権、発展権を守るための抑止力であり、米国の対朝鮮敵対行為が続く限り、われわれの抑止力はさらに強化されるであろう。
米国は今回、われわれを「テロ支援国」に再指定したことによって、すべての手段と方法を総動員してわが思想と体制を圧殺しようとしていることを世界の前に隠さずさらけ出した。
米国はわれわれに制裁を加えたがそれにとどまらず、今回「テロ支援国」のレッテルまでつかって圧殺しようと最後のあがきをしているが、いかなる制裁、強権も領袖の周りに一心団結したわが人民の尽きることない自力自強の偉大な力の前では絶対に効力を表すことはできないだろう。
わが軍隊と人民は神聖なわが国家を、米国があえて自分の汚い「テロ」のリストに載せたことに対して情激と憤怒を禁じえないでおり、このような強盗さながらのならず者一派とは何時でも、どのような形でも、しっかり計算すべきであるという意志をさらに固くしている。
尊厳あるわが国家に「テロ」のレッテルを貼ることで挑発をしながらも、いわゆる「平和的解決」を云々する米国の哀れなざまは、われわれが選択した並進の道が至極正しく、われわれの手に核の霊剣をしっかりと握り続けるべきという哲理をより深く刻みつけるだけである。
米国は、われわれに手出しした自分らの行為が招く結果に対し全責任を負うことになるであろう。
(了)
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