コリアニュース №721(2017.12.25)
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朝鮮外務省報道官:「制裁決議」が招く全ての結果に対しては、「決議」採択に手をあげた国々がすべての責任を負うべきである

 国連安保理が23日に対朝鮮「制裁決議2397号」を採決したことについて、朝鮮外務省報道官は24日に声明を発表した。(以下前文) われわれの国家核戦力完成の歴史的大業の実現に完全に気が動転した米国が、史上最悪の制裁・圧迫策動によりいっそう狂奔している。

23日、米国はわれわれの大陸間弾道ロケット「火星15」型試射の成功に言い掛かりをつけ、わが国に対する全面的な経済封鎖同様の国連安保理「制裁決議」第2397号なるものをまたもつくり上げた。

われわれは、米国とその追従勢力によってつくり上げられた今回の「制裁決議」をわが国の自主権に対する乱暴な侵害、朝鮮半島と地域の平和と安定を破壊する戦争行為とのらく印を押し、全面排撃する。 われわれが歴史のあらゆる風波の中で度重なる試練に打ち勝ち、国家核戦力完成の大業を成し遂げたことは、アメリカ帝国主義の核恐喝政策と核の脅威から国家主権と領土を守護し、人民の平和な生活を守り、朝鮮半島とひいては世界の平和と安全をしっかり担保するためである。

われわれがくり返し明らかにした通り、米国の敵視政策と核威嚇・恐喝に終止符を打つために核拡散防止条約(NPT)の外で正々堂々と開発、完成したわれわれの核兵器は、いかなる国際法にも抵触しない自衛的抑止力である。

力による「米国第一主義」を唱え世界制覇という荒唐無稽な夢を実現しようと、至る所で軍事的恐喝と威嚇をしている米国の策動を粉砕するためには、唯一強力で威力ある核抑止力を全面的に強化すべきというのが、これまでの反米対決戦を通じてわれわれがたどり着いた鉄の真理である。

米国とのいかなる核戦争にも対処できる国家核戦力完成の歴史的大業、ロケット強国偉業を立派に実現したわが人民の勝利的前進を、すでに破綻した「制裁」などで阻むことができると思うなら、それより大きな誤算はない。

米国とその追従勢力は、米国本土に実際的な核威嚇を加えられる戦略国家に急浮上したわが国の実体を瞬間も忘れてはならない。

米国が安らかに暮らすことを願うなら、対朝鮮敵視政策を中止し、核を持ったわれわれと共存する方法を学ぶべきであり、われわれが千辛万苦に耐えて開発し完成した核兵器を放棄するかもしれないという妄想から一日も早く目覚めなければならない。

今回の「制裁決議」が招く全ての結果については、全的に「決議」の採択に手をあげた国々が責任を負うべきであり、われわれはそれについていつまでもしっかりと計算するだろう。

前進途上にいかなる難関と挑戦が横たわっていようとも失望したり恐れたりせず、むしろより明るい未来を確信しているわが人民の不屈の意志をくじく力はこの世にない。

われわれは米国と実際的なパワーバランスを築き、米国の核による威嚇と恐喝、敵対策動を根源的に終息させるための自衛的核抑止力をより盤石に打ち固めるであろう。

米国と敵対勢力がいくら狂奔しても、偉大な指導者の周りに固く団結した不敗の一心団結と最強の軍事力、自力自強の強力かつ威力ある力で前進するわが国は、永遠に強大な国、自主・自立・自衛の城塞として光を放つだろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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