コリアニュース №724(2018.2.5)
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朝鮮外務省スポークスマン:「トランプが時代錯誤で独善的な思考方式を捨てることができなければ、米国の安全保障と未来を一層危険にさらすであろう」

朝鮮外務省スポークスマンは4日、トランプ米大統領が「年頭教書」を発表したことについて、朝鮮中央通信記者の質問に次のように答えた。

(以下、全文) トランプが「年頭教書」で万人を唖然とさせた暴言と、暴動、侵略行為によって米国社会と世界を混乱の中に追いやった過去1年間を「驚くべき進歩と特出した成果で満ちあふれた年」と描写したのは、言葉どおりトランプ式の傲慢と独断、唯我独尊の極致である。

 今、全世界はトランプが「米国第一主義」と核兵器による「力の優位」を高唱しながら、米国の排他的利益に服従することを他国に強要したことに対して、新たな災難を呼ぶ不吉な兆候と見て憂慮している。

 今回トランプが、人民大衆中心の最も優れたわれわれの社会制度を悪辣にこき下ろす醜態をさらし、われわれに対する「最大の圧迫」を騒ぎ立てたのは、国家核武力完成の歴史的大業を成し遂げ、世界が公認する戦略国家に急浮上したわが国の威力を目の当たりにして仰天した者の悲鳴にほかならず、北南関係の改善を妨害しようという醜い悪巧みにすぎない。

 トランプが「米国式決断力」を云々し、力によってわれわれをどうにかしようという不純な企てを露わにしているが、核武力を中枢とするわれわれの自衛的国防力は、トランプとその手先が朝鮮半島で無分別な蛮勇をふるえないよう徹底に制圧するだろう。

 トランプが時代錯誤で独善的な思考方式を捨てることができなければ、米国の安全保障と未来を一層危険にさらす結果だけを招くことになるだろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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