労働新聞は29日、「自滅をはやめる愚かな振舞い」というタイトルで以下のような論評を掲載した。(全文)
日本の安倍一派が、われわれの主動的な努力で北南関係が改善されている中、自らの統治危機が深刻化し内外で苦境に立たされるや、窮余の策として反共和国対決策動により積極的に乗り出している。
最近安倍一派らはわれわれに言い掛かりをつけながら、南朝鮮当局者に「日本人拉致問題」を扱ってほしいと身の程知らずに振舞った。
そうかと思えば、米国へ飛んでいった外相の河野は、米副大統領ペンスと南朝鮮外交部長カン・ギョンファと会い、型にはまった反共和国対決妄言を吐き、われわれに対する「制裁圧迫を引き続き固守」すべきだと騒ぎ立てた。
一方、安倍は防衛大学校の卒業式に現れ、誰それの「具体的な措置」がある時まで「最大限の圧力を加える確固たる立場」は揺るがないと、愚かに振る舞った。まさに、他人に食いつき、自分の利益を満たすのに長けた日本の反動に特有の悪意に満ちた妄動である。安倍一派の言動は、われわれにかこつけ、窮地から脱しようという邪悪な本性の表れである。
周知のように、再侵略の野望にかられた安倍一派は、軍事大国化に拍車をかけながら憲法を改悪し、日本を「戦争ができる国」にするために狂騒している。軍国主義復活に狂った日本の反動たちにとって朝鮮半島の緊張緩和は極めて都合の悪いとことである。われわれの「脅威」を口実に、軍国主義復活に熱を上げ、再侵略の野望を実現しようというのが島国一門の胸の内である。最近、日本の反動たちが攻撃用潜水艦「せいりゅう」と掃海艦「ひらど」の就役式に続き、日本版海兵隊と呼ばれる水陸機動団を3月中に発足させようとしていることもその表れである。
軍事大国化の野望にかられた日本の反動たちは、朝鮮半島に醸し出されている対話と平和の気運によって、自らの悪巧みが水泡に帰す境遇に置かれるや、極度に不安焦燥し、居ても立ってもいられなくなっている。慌てふためいた日本の反動たちは、ありもしないわれわれの「脅威」を執拗に世論化し、それにかこつけ自らの侵略野望を実現しようとあがいている。
「三つ子の魂百まで」と言うが、わが民族が和解し団結することを躍起になって反対しながら、北南間の反目と対立を激化させ、それを通じて「漁父の利」を得ようと狂いたつ、恥しらずで狡猾な日本の反動たちのあくどい性根はどうしようもない。わが民族に千秋万代を置いても拭うことのできない万古罪悪を犯した日本の反動たちが、それについて謝罪・賠償するどころか、われわれに言い掛かりをつけながら反共和国対決騒動に躍起になっていることには、血が逆流するほどの怒りを禁じえない。
安倍一派が反共和国対決に固執しているのには、もう一つの陰険な目的がある。
最近安倍は、森友学園問題をはじめとする特大の不正事件により絶体絶命の境遇に陥り、辞任寸前に追いやられている。醜悪な政治奸商輩の見苦しい姿をさらした安倍の妄動に憤慨した日本の各階各層の人々は、いたるところで「うそつき内閣には政治をする資格がない」、「安倍政治を許してはならない」、「退陣しろ」と叫びながら反政府闘争を繰り広げている。
慌てた安倍一派は、自分に注がれる憤怒の目を他に向け、執権危機を免れるために「拉致問題」だの、「最大の圧力」だのと騒ぎ立て、われわれに言い掛かりをつけることで、息継ぎをしようとメギツネのように振る舞っている。安倍一派こそが、自らの政治的野望を実現するためであれば、如何なる不純な妄動もためらわない邪悪な群れである。
つまらない欲に浮かれていると一寸先も見なくなるものである。
安倍一派が南朝鮮当局と米国にちょっかいをかけ、北南間の和解と団結を妨害し朝鮮半島問題に加わろうと慌てふためいているが、それは大勢の流れも見分けることができない愚鈍なことである。現情勢の流れが誰によって用意されたのかも解らず、制裁と圧迫について騒ぎ立てている安倍一派は、自らの対決妄動が孤立と自滅をより一層早めるということを、はっきりと解らなければならない。
日本の反動たちが時代錯誤的な対朝鮮敵視政策に執拗にしがみつくほど、内外のより大きな非難と嘲笑を呼び起こすだけである。
大勢に逆行し、対決に狂った者たちは永遠に平壌の敷居をまたぐことはできないだろう。
(了)
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