朝鮮中央通信社は4日、「世界の嘲笑の種にしかならない」というタイトルで以下のような論評を発表した(全文)。
急変する朝鮮半島情勢の流れから押し出された日本がとても焦っている。
首相の安倍と外相の河野をはじめとする政客らが、われわれに対する「最大圧迫共助」の哀願行脚で東奔西走している。
訪ねる所が中東であれ、欧州であれ、米州であれ、「圧迫の度合いを強めるべきだ」、「拉致問題解決」という紋切り型の悪い言葉だけを吐いている。
しかし、大勢に合わない日本の孤独な曲調は、か細い残響さえ残せずにいる。
形勢がどう変わり、他人が何を考えているのかも解らず、自分の興に乗って「圧迫」というラッパだけを吹く日本の行動は、世の中の嘲笑を買うだけである。
「日本だけが蚊帳の外に置かれている」という非難が列島内で高まり、「日本疎外」が世界的な単語になるほどになっている時、日本は自分の歩みが果たして正しいのかを熟考する必要がある。
今日、朝鮮半島と地域では恒久的で強固な平和と繁栄を遂げるための対話努力が情勢発展を主導しており、これは世界的な呼応を受けている。
これを通じて、国際社会は対話と信頼だけが問題解決の基本方途であり、一方的な圧力と敵視はむしろ、事態を悪化させるだけだということを増々実感している。
まさにこのような時、日本は朝鮮半島と世界の平和と安全問題において自国の利益だけを優先させることで、「積極的参与」という意図とは正反対に自ら孤立を招いている。
強調するが、日本が新しい時代の環境に適応できず、すでに解決済みの「拉致問題」などを持ち歩いて対朝鮮対決に奔走し続けるなら、世界の嘲笑を買い、歴史の外に永遠に押し出されてしまうということを悟るべきである。
悪心を抱いて数千里を彷徨するよりは、ただの一歩を踏み出しても善意を持って行動するのが賢明であろう。
歴史に再び恥ずべき罪悪を刻みたくなければ、今からでも正しい選択をする方がよい。
日本は、野望を捨てわが民族に犯した過去の罪悪から清算すべきである。
(了)
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