朝鮮中央通信は19日、以下のような論評を配信した(全文)。
日本が相変わらず「国際的な対朝鮮圧力」を唱えている。
圧力を続けるという現在の姿勢には変わりがない、各国が歩調を合わせるべきだという発言が支配層内から引き続き出ている。
こんにちの朝鮮半島情勢の流れや国際的環境に全くふさわしくない圧力一辺倒路線に固執する日本の行動が実に哀れでならない。
先日、中国の香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は論評で、日本の強硬な立場は自我恐怖と利己心から発したものだ、日本の立場は関連諸国が合意点を見出すための前進途上に障害だけをきたすと主張した。
世界の世論が評しているように、日本がいわゆる「国際的圧力」についてしつこく騒いでいるのは、地域情勢の流れの縁に完全に押しやられ、彷徨する自国の哀れな境遇を覆い隠そうとする断末魔のあがきにすぎない。
実際に、朝鮮半島情勢の緊張をいっそう激化させ、そこからみずからの利益をむさぼろうとするのが、まさにずる賢い日本の下心である。
年頭からわれわれの主動的かつ平和愛好的な措置によって、和解と緊張緩和の局面に入った地域情勢の流れを最も快く思わず、ブレーキをかけようと振る舞った日本の醜態は口にするのも疎ましいほどである。
しかし、結果はどうか。
わずか数カ月前まで。
軍事的衝突の危険が極に達していた朝鮮半島と地域に、平和と安定の雰囲気が到来し、ひいては数十年間続いてきた敵対的な朝米関係が時代発展の要求に即して画期的に転換される大きな出来事が起こった。
これは、対話と協商を通じて現実的な方法で問題を解決するのが大勢になっているということを示している。
日本の行為はむしろ、自らが自らを孤立させる結果だけをもたらした。
国際政治の舞台で「同情」の対象となってしまったのである。
今がどんな時だと言って日本はいまだに「圧力」を云々するのか。
日本としては消えていく対朝鮮圧迫騒動の火種を生かそうとするちんけな策動に執着している時ではない。
南朝鮮の「聯合ニュース」は、日本の防衛省のある関係者が「拉致問題の解決を優先視し、圧力路線に片寄りすぎると除け者にされる可能性がある」、「対北政策において柔軟な対応をする必要がある」と強調したと報じた。
日本の各紙も「孤立に対する心配、当惑する日本」、「日本政府の困惑」などと題する記事で紙面を満たしている。
なぜ、日本だけが地理的に近い朝鮮と「遠い国」になっているのか。
日本は、深く考えてみるべきだ。
(了)
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