南の報道によると本日午前11時、関西国際空港の税関当局が、修学旅行で神戸朝鮮高級学校の生徒たちが朝鮮から持ち帰った贈り物などの物品を押収したことに対して記者会見を行った。
記者会見とこの日発表した抗議声明には、「朝鮮学校の子どもたちを守る市民の会」や「朝鮮学校と共にする人々」をはじめとする、内外250以上の団体が賛同した。
会見では抗議声明が読み上げられた。
声明では「政治的理由で在日同胞の子どもたちの人権を蹂躙し続け、露骨な差別政策で社会的暴力を振るっている日本政府の行為に、われわれは怒りを禁じえない。
子どもたちの心に消すことのできない傷を負わせた日本政府を糾弾する」とし、「日本政府は平和の時代に共にすすむのか、過去に留まり自ら孤立を招くのか、はっきりと選択しなければならない」と、日本政府の姿勢を糾弾した。
弁護士などの発言に続き、参加者たちは日本大使館に抗議の書簡を渡そうとしたが、大使館の要請で警備にあたっていた警察当局に阻まれた。
この日、記者会見に参加した「朝鮮学校と共にする人々」の事務総長で、映画監督である金明俊さんは、「いま、大阪朝鮮高級学校の学生たちが北に修学旅行中だ。
この学生たちもどうなるか解らない」とし、「大阪朝高の学生たちにまで、同じことが起きれば記者会見だけでは終わらない。
今後、もっと積極的に対応していく」と明らかにした。
(了)
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