4日、朝鮮中央通信が「対話と人権を云々する日本の真面目」というタイトルで論評を配信したのに続き、5日、労働新聞が「日本の反人倫的悪行を許さない」というタイトルで、民主朝鮮が「日本は軽挙妄動すべきではない」というタイトルでそれぞれ個人名義の論評を掲載した。
以下は、4日配信の朝鮮中央通信の論評全文。
歳月が流れ、大勢が変わっても日本反動層の対朝鮮敵対行為は少しも変わっていない。
6月28日、日本の税関当局は祖国を訪問して帰る神戸朝鮮高級学校生徒らの荷物を隅々まで探って祖国の家族、親戚が送る記念品はもちろん、「朝鮮」という文字と共和国旗が刻まれた運動服と生活用品まで押収する暴挙を働いた。
生徒たちが所持した物品は、日本政府が不当に科している対朝鮮制裁項目にも該当しないもので、夜12時が過ぎるまで生徒たちが帰宅できないように迫害し、強制的に奪うべき何の理由もない。
不当極まりない弾圧策動は、朝鮮半島と世界平和の滔々(とうとう)たる流れから押し出されて独りぼっちの境遇になった者たちのヒステリックな発作症状として、在日同胞の人権と人道主義、国際法を乱暴に蹂躙した許せない野蛮行為、反人倫的悪行である。
歴代、日本の反動層が朝鮮総聯を対朝鮮敵視策動の第一の標的とし、それに反対する謀略と弾圧蛮行を数多く働いたが、今回のように幼い在日朝鮮人生徒らの物品にまで手をつけて、童心までめった切りにする卑劣な事件はかつてなかった。
これにより、自分らの犯罪的な野望を達成するためなら初歩的な人道主義と人倫もためらわずに踏みにじる日本固有の奸悪さと道徳的低劣さ、この世で最も汚らわしい人権蹂躙国の真面目が再び赤裸々にさらけ出された。
まさに、事件発生の前日にジュネーブで行われた国連人権理事会の会議で「日本では政府の黙認の下、在日本朝鮮人が差別されている」という朝鮮代表の正当な主張に日本側は「根拠のない主張」、「日本には在日本朝鮮人を差別するような法制度も存在しない」だと強弁し、図々しくも「相互不信を克服する用意がある」というたわごとを並べ立てた。
こんにち、世界の良心の前で日本は言えることがあるのか。
これがまさに、表では「対話」をうんぬんし、裏では「制裁・圧迫」を唱え、国際社会の面前では「人権擁護国」として振る舞い、振り返ってはあらゆる民族差別的・反人倫的悪行をこととする島国属国の醜悪な真面目である。
尊厳ある朝鮮の海外公民である在日同胞の子女に迫害を加えた日本反動層のファッショ的暴挙をわれわれは絶対に許せない。
日本の反動層は、わが人民のこみ上げる憤怒を直視して非道な人権侵害行為について謝罪し、総聯と在日同胞に対する不当な差別と弾圧策動を直ちに中止すべきである。
(了)
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