朝鮮中央通信は23日、以下のような論評を配信した。
(全文)
低俗極まりない政治の小者である日本が、世界の面前でまたもやみずからの稚拙な姿をさらけ出した。
18日未明、朝鮮総聯神奈川県本部管下の鶴見朝鮮幼稚園のガラス窓が、日本のならず者らによって破壊される事件が起こった。
わが国は、今回の事件を日本政府が民族差別と朝鮮人弾圧など、反朝鮮、反総聯の社会的風潮を意図的に助長させている中で起こった暴力事件として、2月に発生した総聯中央会館に対する拳銃乱射事件と本質的に同じテロ行為だと断言する。
2月23日、日本の極右反動団体と結託したごろつきは、総聯中央会館に数発の銃弾を乱射し、総聯の活動家と在日同胞の身辺安全を甚しく脅かし、建物を破損させる極悪非道な犯罪行為を働いた。
看過できないのは、日本の反動層が朝鮮半島の情勢緩和の兆しが現れる中、大きな不安と焦燥感にとらわれ、朝鮮の海外公民団体である総聯を抹殺するために在日朝鮮人運動の命脈を継いでいく新しい世代のための民族教育を破壊することを主要目標にしていることである。
今、日本の反動層は朝鮮学校を財政的に圧迫して高等学校支援の対象から唯一、朝鮮高級学校だけを除くなど、各種の不当な差別的措置を講じる卑劣な謀略に執着している。
朝鮮学校に対する不法な捜索騒動と通学する生徒らに対する憤慨を禁じ得ない侮辱と暴行、総聯の教育活動家と後援団体に対する検挙と制裁など、殺伐とした雰囲気を醸し出している。
6月にも、日本の税関当局は祖国を訪問して帰ってきた神戸朝鮮高級学校生徒らの荷物を隅々まであさり祖国の家族、親戚があげた記念品はもちろん、「朝鮮」という文字と共和国の旗が刻まれた運動服と生活用品まで押収する暴挙を働いた。
自国に居住する他民族の構成員に対する過酷な弾圧を日常茶飯事のように恣行したあげく、社会的保護対象の幼い生徒と園児までテロの対象にして、ヒステリックな発作を起こしている行為に対し、今世界は「法治国家」を唱えてきた日本の道徳的低劣さを再び実感している。
このような輩が、あえて誰それの「人権」問題を持ち出し尊厳高い人民大衆中心のわれわれの社会主義制度を誹謗中傷することこそ不条理である。
日本の反動層が反朝鮮・反総聯策動に狂奔するほど、人権の不毛地、テロと民族差別の本拠地である日本の醜悪な正体を、世界の前に一層さらけ出すだけである。
日本のサムライ妄動に接したわれわれの千万軍民は今、朝鮮民族の千年来の敵である島国族に対し、必ず決着をつけるという百倍、千倍の復しゅうの念で血をたぎらせている。
われわれは、日本の深刻化する対朝鮮敵視策動、反総聯騒動を決して袖手傍観しないだろう。
事件の真相究明と犯罪者処罰、再発防止対策など、日本当局の今後の動きに対しても鋭く注視するだろう。
(了)
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