コリアニュース №760(2018.10.11)
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朝中ロが3者会談「共同報道文」発表

【11日発 朝鮮中央通信】朝鮮外務省代表団団長としてロシアを訪問している朝鮮外務省副相の崔善姫同志は、中国の孔鉉佑外交部副部長兼朝鮮問題特別代表、ロシア連邦外務省のイーゴリ・モルグロフ外務省副相と9日、モスクワで朝中ロ3者協議を行った。

3者協議では、朝鮮半島の平和と安定のために傾けている共和国の積極的な努力が高く評価され、朝鮮半島情勢の現在の肯定的な推移が持続されるように、それに相応した措置が取られることが重要だという見解の一致を見た。

 また、朝鮮半島に恒久的で強固な平和体制を構築し、相互関心事であるすべての問題を合理的に解決するための意思疎通と協力を引き続き強化していくことに合意し、これに関する共同報道文が発表された。

(以下、全文) 2018年10月9日、モスクワで朝鮮民主主義人民共和国外務省副相の崔善姫と、ロシア連邦外務省副相のイーゴリ・モルグロフ、中華人民共和国外交部副部長の孔鉉佑が朝鮮半島問題に関する3者協議を行った。

 3者は朝鮮半島と関連するすべての問題を平和的で政治外交的な方法で解決しなければならないという意見の一致をみた。

 3者は朝鮮半島問題の政治的解決の為の関連国の努力を高く評価し、相互の憂慮を解消し、関係を改善するための朝鮮民主主義人民共和国とアメリカ合衆国、北南朝鮮間の交渉に対して支持を表明した。

 3者は朝鮮半島の非核化実現と平和体制樹立の為の意志を再確言した。

 3者はこのような過程が、信頼醸成を先行させながら段階的で同時的な方法で前進すべきであり、関連国の相応の措置が伴われるべきだという共通の認識を持った。

 3者は朝鮮民主主義人民共和国が、意義ある実践的な非核化措置を取ったことに対して注目しながら、国連安全保障理事会が随時、対朝鮮制裁の調節過程を稼働しなければならない必要性について見解の一致をみた。

 3者は単独制裁に反対する共同の立場を再度明らかにした。

 また協議では、朝鮮半島に恒久的な平和体制を樹立するために、当該国の間で双務及び多務的協力を強化する必要性が具体的に討議された。

 3者は対話を引き続き行う事で合意した。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

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