コリアニュース №772(2019.4.18)
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朝鮮外務省米国担当局長、ポンペオ米国務長官を糾弾

朝鮮民主主義人民共和国外務省の権チョングン米国担当局長は18日、最近、ポンペオ米国務長官が様々な妄言と詭弁を弄していることと関連して、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長金正恩同志は、最高人民会議第14期第1回会議において、歴史的な施政演説を通じて朝米関係と核問題解決に関する原則的立場を明らかにし、今年末まで忍耐をもって米国の勇断を待つ考えに言及した。

これに対し、米国が年末までに計算法を変えて肯定的な回答をしなければならないと、万人が明白に理解している時に、米国務長官ポンペオは一人で、「年末まで朝米間の実務交渉を終えることを意味する」などと、寝言のようなことを述べ、人々の嘲笑を呼んでいる。

ポンペオがこのような言動をおこなっていることについて、言葉の意味が分からないのか、意図的に理解していないふりをしているのか、その底意は分からないが、彼が本当に理解していないとしたら、非常に危険である。

彼の言動が意図的であるならば、小説家のようにフィクションをうまく作り上げる特技を生かし、まるでわれわれが要求していることが、年末まで実務交渉を終えることであるかのごとくその意味を歪曲することで、米国が年末まで行動しなければならないという拘束感から脱しようとする愚かな計算に過ぎない。

わが国務委員会委員長同志が明らかなしたように、米国はこのような思案などで、我々をびくともさせることはできないであろう。

ポンペオは、今まで平壌を訪れ国務委員会委員長同志の接見を何度も受け、非核化を哀願しては翻り、先週行われた議会の聴聞会で、われわれの最高尊厳を冒涜する妄言を吐くことによって、自分が低質な人間であることをみずから露呈し、理性的な人々の驚愕を呼び起こしている。

この機会に、わが国務委員会委員長同志が施政演説で明言した、対米関係における立場の意味を改めてポンペオに明確に伝える。

その意味はつまり、米国は、我々を核保有国へと押し上げた根源、非核化を妨げる障害物を自分の手で今年末まで取り除かねばならないということであり、そうしない場合、朝鮮半島情勢がどのように展開していくか、誰も予測できなくなるということである。

ポンペオが勝手に言い繕いながら、朝米関係全般を自分の思い通りに揺さぶり、自分の人気を上げようと企んでいる中でも、幸いなことは、国務委員会委員長同志とトランプ大統領の個人的な関係は依然として良好であり、国務委員会委員長同志がトランプ大統領と親しくしていることをうれしく思っているということである。

ハノイ首脳会談の教訓に照らしてみても、ことがうまくいきそうなときも、ポンペオが割り込んできただけで、事がこじれ結果物が消え飛んでしまうのが常であったが、今後も私が憂慮するのは、ポンぺオが会談に関与すると、場が雑然となり、事がこじられる恐れがあるという点である。

したがって、今後、米国との対話が再開される場合でも、私はポンペオでなく、我々と意思疎通をより円満に図れる円熟した人物が対話の相手になることを期待するばかりである。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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