コリアニュース №774(2019.4.20)
印刷
朝鮮の崔善姫第1外務次官:ボルトン米大統領補佐官の発言を批判

朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和国の崔善姫第1外務次官は20日、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が、第3回朝米首脳会談実施について「思いあがった発言をした」としながら、同通信記者の質問に次のように答えた。

 ボルトン国家安全保障担当補佐官は、17日ブルンバーグ通信とのインタビューで、「北朝鮮が第3回朝米首脳会談前に、核兵器を放棄する戦略的決定をしたことを示す真の兆候が必要だ」、「トランプ大統領が述べた『ビック・ディール』について論議する準備ができていなければならない」などと、思いあがった発言をした。

元来、われわれは、ボルトン補佐官がいつか理性的な発言をすると期待したことは全くないが、それでも、ホワイトハウスの国家安全保障担当補佐官であるならば、朝米両首脳間の3回目の首脳会談について、どんな趣旨の対話がなされるかを把握したうえで発言すべきであったろう。

ボルトンが発したこの発言は、第3回首脳会談に関する朝米両首脳の意思に対する無理解から出たのか、または自分のユーモア感覚を生かして発言しようとして訳が分からなくなったのかは知る余地もないが、どうであれ、私には、魅力なく聞こえ、間抜けに見える。

ボルトンの発言には、米国人の発言から一般的に感じる米国式才覚や論理性が見られない。

警告しておくが、今後も引き続き、このような訳の分からない発言をするなら、彼にとって良いことはないであろう。

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


是非アクセスしてご覧下さい