コリアニュース №775(2019.4.25)
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祖国平和統一委員会「韓・米空中演習は北南軍事合意に対する露骨な違反行為」と非難

祖国平和統一委員会(祖平統)は、25日に南朝鮮と米国が行う連合空中演習が北南軍事合意に反するものであり、今後、北南関係が取り返しのつかない危険に陥る可能性があると警告するスポークスマン談話を発表した。

談話は「去る22日から2週間わたり、南朝鮮軍部は朝鮮半島上空で米軍とともに『F15K』と『KF16』『F16』戦闘爆撃機をはじめとするおびただしい飛行部隊を動員して、われわれに対する挑発的な連合空中訓練を行っている」とし、これは「朝鮮半島の平和と繁栄を願う全民族の総意が反映された歴史的な4・27板門店宣言と9月平壌共同宣言に対する明白な挑戦であり、北と南が軍事的緊張緩和と敵対関係解消のために共同で努力すると確約した軍事分野の合意に対する露骨な違反行為である」と糾弾した。

談話は、「北と南が力を合わせて平和と和解・協力の貴重な火種を引き続き生かしていくために力を入れて努力する代わりに、この一年間、北と南が共同でなし遂げた朝鮮半島の和解の気流に逆行する南朝鮮当局の背信行為は、われわれを大きく失望させるものである」と指摘した。

また、「南朝鮮当局が今回、大規模な合同航空訓練を強行しながら『マックス・サンダー』は過去の歴史に埋もれた、朝鮮半島情勢を考慮し訓練規模を縮小したと騒いでいるが、常套的なたわごとでわれわれを安心させ、内外世論の非難から逃れようとするなら実に愚かな誤算である」と強く非難した。

そして、「南朝鮮当局は今回の訓練だけでなく、去る3月にも『キー・リゾルブ』訓練を『同盟』という名称に変え、すでに中断されることになった合同軍事演習を強行したし、今後も引き続き行うとしている」としながら、「われわれがいかなる対応措置を取っても南朝鮮当局は何も言えないであろうし、もし、それについて文句を言うならば問題がより複雑になり、事態が険悪な域に至ることになるだろう」と警告した。

談話は「南朝鮮当局は、北南関係改善の雰囲気を生かせるかどうかという重大な時期に、われわれに反対する露骨な背信行為が北南関係全般を取り返しのつかない危険に陥れかねないということを肝に銘じ、分別のある行動を取るべきだ」と強調した。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

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