朝鮮外務省米国研究所の政策研究室長は11日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
南朝鮮当局が去る3月に続き今月中旬、またもや米国からステルス戦闘機F35A、2機を搬入しようとしている。
別名「見えない殺人兵器」とも呼ばれるF35Aの搬入が地域の周辺諸国に対する軍事的優位を保障し、特に朝鮮半島有事の際に北侵の「大門」を開くところにその目的があることは疑う余地もない。
これにより、南朝鮮当局は相手を狙った武力増強の全面中止を明確に規定した「板門店宣言の軍事分野履行合意書」に真っ向から挑戦した。
歴史的な板門店朝米首脳会談によって朝鮮半島に肯定的な気流が醸成されている時に、同族を討つ殺人兵器を持ち込むことが、南朝鮮当局者が騒ぎ立てる「常識を超える想像力」の創案品なのかと問いたい。
今回の戦闘機搬入がわれわれの反発を招き、朝鮮半島情勢を軍事的緊張激化へと追いやる危険極まりない行為であることを明白に知りながらも、泣く泣く宗主国である米国の機嫌を取りながら生きていくのが南朝鮮当局の異常な人々である。
そうしながらも、北南間の和解と協力を唱えているのを見ると、図々しいとも言えるが哀れにも見える。
南朝鮮当局が、朝米関係が改善される兆しが見えると一歩進み、ホワイトハウスで遮断棒を降ろせば二歩後退する外勢依存の宿命から抜け出せないなら、北南関係の展望は期待できない。
われわれもやはり、仕方なく南朝鮮で増強される殺人装備を焦土化させる特別兵器の開発と実験をせざるを得なくなった。
南朝鮮当局は、米国に追随すれば北南関係改善の機会が訪れるという荒唐無稽な妄想を捨て、今からでも気を確かに持つ方がよかろう。
(了)
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